2012 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル大国・中国の出現と東アジア―学校間交流による学際的研究
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23310181
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| Research Institution | Osaka University |
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Principal Investigator |
田中 仁 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (60171790)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片山 剛 大阪大学, 文学研究科, 教授 (30145099)
許 衛東 大阪大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (10263344)
三好 恵真子 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (60294170)
青野 繁治 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (00159302)
堤 一昭 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (70283835)
木村 自 大阪大学, 人間科学研究科, 助教 (10390717)
宮原 曉 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 准教授 (70294171)
山田 康博 大阪大学, 国際公共政策研究科, 准教授 (70243277)
竹内 俊隆 大阪大学, 国際公共政策研究科, 教授 (60206951)
高橋 慶吉 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 准教授 (60456928)
高田 篤 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (70243540)
思 沁夫 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 特任准教授 (40452445)
福田 州平 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 特任研究員 (50434585)
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| Project Period (FY) |
2011-11-18 – 2014-03-31
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| Keywords | 地域研究 / 東アジア / 中国 / 日中関係 |
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| Research Abstract |
（１）2010年度から実施してきた大阪大学高度副プログラム「現代中国研究」におけるオムニバス講義の教材研究の成果を総括し，現代中国地域研究のテキストを『現代中国に関する13の問い―現代中国地域研究講義』（大阪大学中国文化フォーラム編）を作成した。同書をOUFCブックレット第1巻（ISSN2187-6487オンライン）としてウェブ上で公開した。
（２）2012 年8 月，台湾・東華大学で第6 回国際セミナー「現代中国與東亜新格局」を開催した（日本・中国・台湾の15大学，44名が参加）。
（３）東アジア大学間学術交流の成果として，『現代中国変動與東亜新格局・第1輯』を中国・社会科学文献出版社から刊行した。また，個々の研究成果を『大阪大学中国文化フォーラム・ディスカッションペーパー』として11篇の論考を公表した（うち台湾セミナー関連10篇，若手・大学院生の論考4篇）。
（４）本研究の成果を問う2013年8月に大阪大学で開催する第7 回国際セミナーについて，コンセプトと方向性を以下のように具体化した。すなわち，(a)自由論題のほかに，総括セッション（リスク社会：発展・共識・危機）と大学院生セッション（21世紀の日中関係）をひらく;(b)総括セッションは，今日東アジアで生起している問題をウルリッヒ・ベックが提起した「リスク社会」の観点から学際的に正面から議論する；(c)次世代育成としての大学院生セッションでは，錯綜する東アジアの現況をふまえながら，21世紀の日中関係を「考え」対話することの意味と意義をほりさげて検討する，ことにした。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
（１）『現代中国に関する13の問い―現代中国地域研究講義』の公刊によって，本プロジェクトが構想していた基礎研究と国際交流の連携を具体化する方途を得た。
（２）同書をOUFCブックレットと位置づけ，サイバースペース上でのワークショップ・システムとして新たなコンテンツを獲得した。
（３）本研究の成果を問う2013年8月に大阪大学で開催する第7 回国際セミナーについて，コンセプトと方向性を確定した。
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| Strategy for Future Research Activity |
（１）第7 回国際シンポジウム「現代中国と東アジアの新環境：発展・共識・危機」を本研究における成果と位置づけ，2013 年8 月に大阪大学で開催する。
（２）本研究の総括をおこなう。すなわち，東アジア学校間交流と学際的研究を切り口とする現代中国研究の拠点構築に向けた新たな課題の発見をめざす。
（３）本研究の成果を『現代中国と東アジアの新環境：発展・共識・危機』（仮題）としてとりまとめ，OUFCブックレット第二巻として公刊する。
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