2014 Fiscal Year Annual Research Report
古代ローマの彫刻コピー工房の研究――3次元ディジタルデータの取得と応用
Project/Area Number |
23320040
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
芳賀 京子 東北大学, 文学研究科, 准教授 (80421840)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大石 岳史 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (80569509)
小野 晋太郎 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (80526799)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 芸術諸学 / 美術史 / ギリシア彫刻 / ローマ美術 / 3次元ディジタル形状比較 / 国際情報交換 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である平成26年度には、これまでに得られた研究成果を海外で発表し、美術史・考古学・コンピュータビジョンの各分野の研究者たちと意見交換を行った。また、これまでのデータに若干の不備が見つかったため、9月にティヴォリ、ナポリ、ミュンヘンでいくつかの作品の追加の計測を行った。 4月にはパリ大学で考古学におけるコンピュータの利用を扱う学会 CAA2014 (Computer Applications and Quantitative Methods in Archaeology)で3D形状比較を利用したローマン・コピーの研究手法について発表。5月には考古学者を主体としたブダペスト大学のシンポジウムで、クラシック時代の彫刻家ポリュクレイトスの制作手法を3D形状比較を利用して解明した。前者については現在論文を執筆中、後者についてはすでに執筆を終えており、出版準備が進められている。 これらの成果は、美術史・考古学分野においては、3D形状比較という新手法によって同一原型を用いた作品(つまり同じ作者の作品)を同定可能であることを示したというものであり、大きな意味を持つ。またコンピュータ・ビジョン分野においては、考古学・美術史の分野に定量分析的手法をどう適用するかという課題に、具体的な成功例を提示することとなった。そのため、それぞれの分野の研究者たちに高く評価され、11月にシンガポール大学で開催されたコンピュータビジョンの学会 ACCV 2014 (Asian Conference of Computer Vision) の中のワークショップ 3rd ACCV Workshop on e-Heritage での招待講演、2015年3月にフィレンツェのパラッツォ・ストロッツィで開催された古代ギリシア、ヘレニズム時代のブロンズ彫刻に関するコロキウムでの招待発表につながった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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