2013 Fiscal Year Annual Research Report
レッジョ・カラーブリア国立博物館所蔵大型ブロンズ彫刻および断片群の日伊共同研究
Project/Area Number |
23320045
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
羽田 康一 国際基督教大学, キリスト教と文化研究所, 研究員 (30240724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 明夫 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (10237927)
赤沼 潔 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (30267687)
長谷川 克義 長岡造形大学, 造形学部, 准教授 (80460319)
黒川 弘毅 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (50366879)
北郷 悟 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, その他 (70242394)
桐野 文良 東京藝術大学, その他の研究科, 教授 (10334484)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 保存修復 / 再現実験 / 失蝋鑄造法 / 素材研究 / 鑄造土 / 鑄造坑 / 3Dデータ加工 / ラウレイオン鉱山 |
Research Abstract |
25年度の実績を時系列で示す。(1) 4~8月 「リアーチェの戦士A」の3Dデータ加工および元原型制作(昨年度より継続、武蔵野美大)。(2) 5~6月 フランクフルト、リービークハウスでの展覧会を訪問。大型古代ブロンズ10数点を調査。イタリア側研究協力者たちが行った「A」頭部の復元作品を検分。ベルリン国立博物館で古代ブロンズ10点ほどを調査。ベルリン郊外ノアク美術鑄造所を視察。(3) 7~3月 「B」の3Dデータ加工および元原型制作(武蔵野美大、26年6月完成予定)。(4) 8月 「AB」と「ポルティチェッロのブロンズ断片群」の現物調査、修復者との議論(レッジョ・カラーブリア、パラッツォ・カンパネッラ)。(5) 8月 アジア鑄造技術史学会大会で口頭発表(韓国嶺南大学校)。(6) 9月 全体会合(東京藝大)。(7) 10~2月 これまでの研究成果を各所で発表(武蔵野美大、筑波大、国際基督教大、東京藝大)。(8) 12~3月 「リアーチェ」の鑄造土と前5世紀の鑄造坑に関する文献調査、論文執筆(26年度発表予定)。 申請時の計画では、今年度までに「リアーチェの戦士AB」全身の古代の技術による再現実験を完遂する予定だったが、実際にはその前段階である元原型制作までにとどまった。原因は、1年で終わる予定だったイタリア側の修復研究が4年近くかかったことにある。しかしお蔭で今年度も最新の内部・外部状態を観察でき、さらに20点にのぼる古代ブロンズの現物調査ができた。 とりわけ大きな成果は、「AB」の再現実験用元原型(粘土~石膏~樹脂)を制作し、その作業の中で、原作の原型制作に使われた古代の材料、道具類、設備、工程について考察・推定したことである。また「AB」には、それぞれ両手・両足に固定材として鉛が使われていたが、「A」と「B」から計7点試料を採取し、成分分析と鉛同位体比測定を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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