2014 Fiscal Year Annual Research Report
金剛寺所蔵典籍の集約的調査と研究―聖教の形成と伝播把握を基軸として
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23320054
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Research Institution | Seijo University |
Principal Investigator |
後藤 昭雄 成城大学, その他, 元教授 (80022284)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤尾 栄慶 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, 学芸部, 上席研究員 (20175764)
荒木 浩 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (60193075)
箕浦 尚美 大阪大学, 文学研究科, 助教 (70449362)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 金剛寺 / 寺院資料 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研の最終年度であるが、以下のような調査研究を行い、その成果を公表した。 調査研究の柱とした金剛寺での調査研究により、「金剛寺聖教の総合調査」の成果となる目録は4年に亘る調査の結晶として、9752点の聖教の目録「金剛寺経蔵聖教目録」(2分冊、320ページ)として刊行した。 またこの調査のなかで、10月に予定した北京、中国人民大学でのシンポジウムにおける発表、および今後に予定している金剛寺所蔵貴重典籍の刊行を目的とした集中的な聖教の調査も行った。 研究会の開催 25年度から始めた金剛寺所蔵の古写本「捌釈」の研究会を引き続き行った。 研究成果の公表 (1)前記「金剛寺経蔵聖教目録」を刊行した。(2)シンポジウムの開催 2014年10月25、26日の両日、中国北京の中国人民大学において、同大学との共催で「仏教と文学 日本金剛寺仏教典籍調査研究成果報告国際学術研討会」を開催した。金剛寺聖教調査研究の報告と仏教文学の研究を二つの柱として二日に分けて行った。科研メンバー10人が参加して双方に分れて発表を行った(その内容は後に記す)。そのほかに日本、中国の研究者9人がこれに加わった。会議論文集(159ページ)が作成された。(3)研究協力者赤尾栄慶の全面的な協力により、京都国立博物館において「特別展観 天野山金剛寺の名宝」が2015年3月4日から同29日まで開催され。「遊仙窟」「注好撰」など21点の聖教が展示され、本科研の研究成果が広く一般市民の目に供された。これは本科研の終了に華を添える慶事と言ってよい。なお14日に赤尾氏による講演「金剛寺学術調査について」も行われた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)