2012 Fiscal Year Annual Research Report
英文学教育の理念・目的および方法に関する体系的研究
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23320060
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高橋 和久 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (10108102)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 公彦 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (30242077)
冨山 太佳夫 青山学院大学, 文学部, 教授 (70011377)
丹治 陽子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (90188459)
原田 範行 東京女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (90265778)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 英文学教育 / 英語教育 |
Research Abstract |
本科研プロジェクト2年目にあたる24年度は、5月27日、丹治愛(連携研究者)が、日本英文学会第84回大会(専修大学)において、特別シンポジウム「外国語外国文学会の現下の課題」の司会をし、「教育の場から」というタイトルで口頭発表した。その内容は、『日本英文学会2012年度大会プロシーディングズ』(2012年9月)において掲載済み(pp. 112, 117-18)。10月13日には、高橋和久(研究代表者)が、日本ハーディ協会第55回大会(武庫川女子大学)において、「英文学を学ぶ/教えるということ――ハーディを経由した詩人を経由して」というタイトルで特別講演を行なった。10月28日には、丹治愛が、日本英文学会中国四国支部大会(高知大学)において、「英語リーディング教授法の多様化のなかで 文学研究者に存在意味はあるのか」というタイトルのシンポジウムを組織した。さらに、12月1日には、原田範行(研究分担者)が日本ワイルド協会第37回大会(慶應義塾大学)において、「ワイルド作品を教育に活用する」というシンポジウムを組織し、原田のほか、阿部公彦(研究分担者)、丹治愛が講師として研究発表を行なった。以上のシンポジウムには、金丸千雪(愛知文教大学教授)をはじめ、ネットワーク構築の呼び掛けに応じてくれた先生方が参加してくれた。今後も同様の人的ネットワークを拡大していきたい。また、原田が中心となって、出版社の編集者とも連携して、日本英文学会関東支部のなかで「英文学を教える」シリーズを発刊する企画にも着手している。メンバー全員、英文学関係の学会のあいだに徐々にではあれ英文学教育への意識が高まっているという実感を感じている。来年度は、口頭発表だけでなく、論文作成の方面でも組織的な取り組みを開始したい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
日本英文学会およびその7支部との連携で英文学教育への関心を高めていこうとする当初の目論見はおおむね達成しつつある。2年目にあたる平成24年度は、日本英文学会全国大会のほか、中国四国支部の支部大会でもシンポジウムを開催することができたし、また、個別作家の学会としてオスカー・ワイルド協会やトマス・ハーディ協会でもシンポジウムや特別講演を行なうことができた。 このほか、英文学会をとおしての呼びかけによって、メンバー以外に方々もわれわれの活動に参加してくれるようになっている。今後は、出版社の編集者とも連携しながら、これまでの活動の成果を本としてまとめるようにしていきたい。その基礎はすでに築かれたと判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後もいままでどおり、学会でのシンポジウムを中心に研究発表をしつつ、人的ネットワークを拡大していき、なるべく多くの人びとに教育の観点から英文学研究を再考する取り組みに参加してもらいたいと思っている。 また、以上の活動の結果として得られる成果を本のかたちで出版することで、英文学教育のレベルを高めていくことに活動の中心を移していきたい。具体的にいえば、出版社の編集者とも連携して、日本英文学会関東支部のなかで「英文学を教える」シリーズを発刊することを目的として、まずはその創刊号の企画・編集を早い時期にまとめていきたい。
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Research Products
(19 results)