2013 Fiscal Year Annual Research Report
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23320069
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
納富 信留 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (50294848)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荻原 理 東北大学, 文学研究科, 准教授 (00344630)
近藤 智彦 北海道大学, 文学研究科, 准教授 (30422380)
栗原 裕次 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (40282785)
田中 伸司 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (50207099)
大芝 芳弘 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 教授 (70185247)
田坂 さつき 立正大学, 文学部, 教授 (70308336)
土橋 茂樹 中央大学, 文学部, 教授 (80207399)
高橋 雅人 神戸女学院大学, 文学部, 教授 (90309427)
佐野 好則 国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (50295458)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 正義論 / プラトン / 西洋古典 / ポリテイア / アテネ / ピサ / 国際プラトン学会 / 世界哲学会 |
Research Abstract |
研究3年目にあたる平成25年度は、以下の研究活動を行った。 1.講演会・研究会の開催:4月23日にDurham大学Nick Zangwill教授による現代哲学講演会、6月5日にEdingburgh大学Douglas Cairns教授による西洋古典学講演会、7月6日に納富共編著Dialogues on Plato's Politeiaの合評会、12月26日に科研メンバー研究報告会、1月26日に弘前大学・稲村一隆氏によるアリストテレス政治哲学報告会、2月1日に栗原裕次氏著書合評会(ギリシア哲学研究会と共催)を行い、メンバーが参加・発表を行った。 2.国際学会での発表:イタリアのピサで開催された国際プラトン学会第10回プラトン・シンポジウムで納富、栗原が研究発表を行った。ギリシア・アテネで開催された第23回世界哲学会大会に、納富、栗原、近藤が参加し、それぞれ研究発表を行った。 3.九州大学研究会:3月27~28日に福岡アクロス、及び、九州大学伊都キャンパスにて、プラトン哲学の談話会(松永雄二名誉教授講演)、研究発表会を開催した。 4.研究メンバーは当初の計画に従い、英文による研究成果の執筆・発表を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
平成25年度には、国際プラトン学会と世界哲学会大会という二つの世界学会が開催されたが、研究代表の納富を始めとするメンバーはその主要なセッションで口頭発表を行い、世界の哲学研究者と意見交換を行うことができた。また、3月に福岡で開催した研究会では、九州一円の古代哲学・古典学の研究者が集い、研究の現状と今後について集中して議論することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、これまでの研究をさらに進めて、研究をまとめる方向で共同研究を企画する。 1.国際シンポジウム「プラトンとレトリック」の開催:平成25年度から企画を進めてきた国際シンポジウムを4月末に開催する。 2.それぞれが、英文で研究発表や出版をつづけ、それを最終成果にまとめていく。 3.国内外で小規模の研究会・シンポジウムを開き、多くの若手研究者と議論していく。
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Research Products
(19 results)