2013 Fiscal Year Annual Research Report
ろう者・聴者の言語意識の改革を目指した「日本手話話し言葉コーパス」の構築
Project/Area Number |
23320092
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
坊農 真弓 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 助教 (50418521)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大杉 豊 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター障害者基礎教育研究部聴覚障害教育実践部門, 准教授 (60451704)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 日本手話 / コーパス / 話し言葉 / 方言 / 年代差 |
Research Abstract |
平成25年度は,平成24年度に収録した「日本手話話し言葉コーパス」のデータ整理に注力した.また,コーパスを世の中に広める活動として,9月19日に「異分野融合ワークショップ」を開催した.このワークショップは,グランフロント大阪ActiveStudioをメイン会場(参加者33名,関係者除く)とし,国立情報学研究所(参加者20名,関係者除く)をサブ会場とした.この両会場を双方向4K超高精細映像通信で接続し,手話による遠隔会議環境を実現させた.また,ここに平成24年度にコーパス収録にご協力いただいた群馬県と奈良県の聴覚障害関連団体の各代表を招待し,分担者の大杉豊氏が日本語話し言葉コーパスを含む言語収集の成果を発表した.こういった一連のアウトリーチ活動は「目で見るテレビ」からの取材を受け,ろう者,難聴者,中途失聴者などの聴覚障害を持つ人々をはじめとし,多くの人々の関心を得た. 翻訳活動では,高い技術を持つ手話通訳者2名に課題志向対話のラベル,構造訳.翻訳の付与を引き続き実施していただき,表現上理解しがたい箇所については青森県在住の言語直感に優れたネイティブのろう者に質問するなど,データの精度を高める活動を行った. データアノテーション活動では,研究代表者の坊農とポスドク研究らとでマニュアル作成とアノテーション行い,アノテーション作業を外部作業者に依頼可能な環境構築に務めた. 本プロジェクトのホームページは平成25年6月に公開した.当初データおよびコーパス公開は,(1)インターネット上で映像のストリーミング配信,(2)国立情報学研究所に事務局を設け,データ利用者と契約書 を交わし,データをDVDで貸し出す,といった二つの手法を取る予定であった. (1)はホームページ公開によって達成され,(2)は国立情報学研究所情報学研究データリポジトリ(NII-IDR)との連携により,準備が進められた.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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