2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23320113
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
壇辻 正剛 京都大学, 学術メディアセンター, 教授 (10188469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
道坂 昭廣 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (20209795)
河崎 靖 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (40186086)
坪田 康 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (50362421)
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Keywords | ICT支援 / 応用言語学 / 外国語教育 / CALL / e-ラーニング |
Research Abstract |
本研究では、日本人学習者の外国語運用能力の向上を目指して、ICT(情報通信技術)、特に先端的な音声・言語情報処理技術を利用した次世代知的CALL(コンピュータ支援型外国語学習)やe-ラーニングを含む応用言語学的研究を発展させることを目的として研究を推進した。初級や初中級レベルの外国語の会話教育をインタラクティブに指導できる知的CALLシステムに加えて、緊迫する国際情勢に対応し、異文化理解の深化と我が国の文化・風習を外国語で発信し、国際化時代に世界的規模で活躍できる学生の育成に資する外国語教育支援システムを開発することを目指した。外国語の言語運用能力の向上を目指して、コンピュータ支援システムなどのICTを活用した応用言語学の展開をはかり、それをステップとしてさらに多様な言語・文化への適用へと拡張をはかった。また、それと並行して主たる学習対象である外国語の母語話者のマルチメディア言語データベースの構築を進めた。言語データの収録は、既存設備であるマルチメディア・スタジオ等での収録を中心に進めた。収録したマルチメディア言語データベースを利用して、音声、画像、映像などのマルチメディアを活用して応用言語学的コンテンツの開発を推進したが、良質で多様な言語文化、異文化理解、異言語体験が可能になるように考慮を払いながらマルチメディアCALL教材の開発を進めた。本研究の成果の一部であるマルチメディアCALL教材を試作し、関連する研究機関や教育機関などに提供することが可能になったが、実際に試用してもらい、問題点の洗い出しなどの過程で指摘される問題点を研究開発の現場にフィードバックすることによって今後のさらなる発展を目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年度当初は東北大震災や原発事故等の影響もあり、京都でも多くの外国人が急遽帰国してしまい、母語話者言語データベースの構築等の母語話者の確保に支障をきたすおそれが生じたが、徐々に戻ってきたため、おおむね順調に研究計画を進展させることができた。また、年度末には研究の成果の一部であるマルチメディアCALL教材を試作し、関連する研究機関や教育機関などに提供できる段階まで推進できたので、おおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度末に研究の成果の一部を関連する研究機関や教育機関などに提供したが、今年度は試用してもらい、問題点の洗い出しなどの結果を開発にフィードバックし、マルチメディアCALL教材の改善とさらなる研究の発展につなげていきたい。そのために、音声、画像、映像などのマルチメディアを活用した応用言語学的コンテンツの開発を継続して推進する。良質で多様な言語文化、異文化理解、異言語体験が可能なマルチメディア教材の開発を進めていく。また、高大連携や地域連携を通じて、新たな研究成果を提供し、研究の推進につなげていく。
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Research Products
(6 results)