2011 Fiscal Year Annual Research Report
多様なブレンデッドラーニングを最適化する授業デザインと学習カリキュラムの研究
Project/Area Number |
23320123
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Research Institution | Kyoto University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
赤野 一郎 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (50104633)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 保茂 京都外国語短期大学, キャリア英語科, 教授 (90257775)
|
Keywords | 外国語教育 / ブレンデッドラーニング / MALL / 授業デザイン / 語彙習得 |
Research Abstract |
まず,最新のコロケーション研究を反映した英語・英語学習者コーパス分析方法を考案した。そしてその分析方法に基づいて,独自に構築した「国際関係文書コーパス」の特徴語分析・抽出を行うことにより,学習者のコロケーション誤用を事前に回避することを可能にするコロケーションリストを選定した。その上で,本コロケーションリストを含む教材の電子教科書化の方針を決定した。また,電子教科書を学習者用携帯情報端末に配信するために,Mobile Assisted Language Learning (MALL)環境の整備を行った。具体的には,(1)MALL環境の確立のための仕様を決定し,(2)携帯情報端末への教材配信および教材管理環境を整備した上で,(3)決定したMALL環境仕様に対応可能とするため,携帯情報端末をカスタマイズした。さらに,MALLを取り入れた授業デザインと学習カリキュラムの考案・開発の方針を決定した。なお,本研究の遂行過程において,本コロケーションリストを選定する際に使用したBNC 2,000 word family list(Nation,2006)およびAcademic Word List (Coxhead,1998,2000)と,構築した「国際関係文書コーパス」から抽出した頭字語リストが生成された。この3種類の語彙リストも,選定したコロケーションリストと同様,学習者用携帯情報端末に配信される教材に利用する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した本年度の研究計画をほぼ遂行できたため
|
Strategy for Future Research Activity |
次年度も,本年度同様,研究代表者および研究分担者の役割分担にしたがい,着実に研究を遂行する予定である。
|
Research Products
(1 results)