2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23320126
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
藤原 哲也 福井大学, 医学部, 教授 (30362338)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 誠 同志社大学, 人文科学研究所, 嘱託研究員 (10536105)
長廣 利崇 和歌山大学, 経済学部, 准教授 (60432598)
鈴木 晃仁 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (80296730)
山下 麻衣 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (90387994)
中野 智世 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (90454470)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 障害者 / 労働 / 比較史 / 障害学 / 雇用 |
Research Abstract |
平成25年度は、これまで参加研究者が収集した資料分析を中心に研究を進め、研究会を二回開催した。第一回研究会(25年10月、京都産業大学壬生キャンパスむすびわざ館)では、参加研究者各自の研究進捗状況についての報告がなされ、本研究の発表する機会として26年度社会経済史学会においてパネル発表することを決めた。第二回研究会(26年2月、同志社大学今出川キャンパス)では、社会経済史学会にてパネル発表するにあたり研究者間の歴史背景を共有するために『総力戦体制と「福祉国家」』(高岡裕之著)を輪読した。また、パネルでの報告者(藤原、山下、今城)の間で発表までの予定について話し合いの機会を持った。 各参加研究者は、主として収集した資料分析と報告に従事した。藤原は、合衆国で収集したアメリカの戦傷病者の就業実態の分析しながら、一方で比較対象として日本の戦傷病者についての資料分析を進めた。鈴木は、精力的に論文発表及び報告を行った。中野は、8・9月に、ドイツにて史料収集(カトリック系慈善施設における障害児の職業教育について)を継続しながら、報告を行った。大谷は、9月にイギリスで資料収集(精神薄弱者対策に関わる一次史料)を継続しながら、報告を行った。山下は、これまでに収集した戦前の日本赤十字社についての基礎史料の分析に従事した。長廣は、国有鉄道の共済に関する史料収集と並行しながら、鉄道労働者の障害状態の分析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画書に従い、25年度予定した本研究に関する事項はほぼ遂行できた。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度も研究計画書に従い本研究を推進する。参加研究者の学会報告と学術雑誌への投稿を予定している。また、各々の研究進捗状況を考慮しながら、今後も継続して本研究テーマを探求する新たな科研費申請を予定している。
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