2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23320159
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
江川 温 大阪大学, 文学研究科, 教授 (80127191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝治 啓三 関西大学, 文学部, 教授 (70151024)
大内 一 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (20185193)
鈴木 広和 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (80273738)
青谷 秀紀 清泉女子大学, 文学部, 講師 (80403210)
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Keywords | 神話 / 歴史 / 支配イデオロギー / 民族意識形成 / メディア |
Research Abstract |
まず、定例研究会の開催は以下の通りである。2011年5月7日:共同研究開始時の打ち合わせ;江川 温「フランス中世王権の神話的歴史的正統化」。2011年9月10日:藤井 真生(秀明大学)「聖ヴァーツラフ崇敬の形成と変遷」;青谷 秀紀「16世紀初頭フランドルの歴史叙述と出自神話」。2011年10月15日:朝治 啓三「ジョンのイングランド領有権と統治権」。2011年11月19日:大内 一「トラスタマラ朝初代国王エンリケ2世の即位の正当化をめぐって」。2011年12月10日:鈴木 広和「ハンガリー王国 聖ラースロー伝承」。研究発表をめぐる討論を通じて、論点の共有が進んだ。 また、研究会メンバーの上山益己が「太平洋中世学結社(MAP)」の年次大会(サンタクララ大学)で行う報告 ”Saint Princes" of Northern France in the 11th and 12th Centuries をめぐる予備討論会を、2012年3月23日に開催した。 その他、この研究会についてのホームページを立ち上げた。URLは、http://www.let.osaka-u.ac.jp/seiyousi/ egawakaken/activity.html#01である。また文献調査をめぐる問題や、上山益己のアメリカ出張の日程の問題などがあって、補助金の一部を翌年度に繰り越した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各分担者、ゲストスピーカーによる1回目の報告と討論を通じて、論点の共有が進んだ。各分担者が海外の研究協力者との打ち合わせを行った。また若手研究者が、この研究会に刺激を受けつつ、海外の学会発表を企画し、実行した。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目は、各分担者が最終報告に結実させる研究テーマを選び、その研究の準備にかかることになる。基本的には1年目と同じく、研究会での報告、討論、海外出張による資料収集、研究協力者との打ち合わせを実施していく。
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