2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23320159
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
江川 温 大阪大学, 文学研究科, 教授 (80127191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大内 一 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (20185193)
朝治 啓三 関西大学, 文学部, 教授 (70151024)
鈴木 広和 大阪大学, その他の研究科, 准教授 (80273738)
青谷 秀紀 明治大学, 文学部, 准教授 (80403210)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 神話 / 歴史 / 支配イデオロギー / 民族意識形成 / メディア |
Research Abstract |
今年度は代表者、分担者がそれぞれの課題について研究を進めるとともに、研究会を開いて発表と討論を行った。 研究会の概要は次の通りである。第11回(2013/08/10)江川 温「 中世後期のフランスからみた「帝国」 ― Ch. Jones の近著をめぐって ― 」;第12回(2013/10/26)青谷秀紀「 『 都市時代 』 のフランドルと君主支配 」;第13回(2013/11/16)鈴木広和「 マーチューシュ王の正統性について 」;第14回(2013/12/07)大内 一「 トラスタマラ朝の国王儀式 ― 葬儀と即位式を中心に ― 」;第15回(2014/01/13)朝治啓三「 13世紀前半のサヴォワ伯と独仏関係 」;それぞれの研究科に内容については、http://www.let.osakau.ac.jp/seiyousi/egawakaken/activity.htmlにおいて公開している。 また,代表者、分担者はそれぞれ海外調査を行った。 ここまでの研究の蓄積により、26年度の報告書作成に向けての準備が整ってきた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
代表者、分担者がこの3年間で、それぞれの調査、分析を進めるとともに、各人3回、計15回の発表を行い、研究協力者、ゲストを含めて密度の高い討論を行ってきた。その結果、内容に富んだ最終報告がまとめられる見通しとなった。一点不十分なところを指摘すれば、日本西洋史学会大会においてシンポジウムの形で研究成果の公表ができなかったことであるが、これは26年度に行われる大会のシンポジウム参加の条件によることで、やむを得なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度は基本的には報告書の作成に集中するが、その編集のために1回の共同研究会を持ちたいと考えている。 なお執筆分担は次の通りである。江川 温:総論;フランス王国の事例;朝治啓三:イングランド王国の事例;大内一:カスティーリャ王国の事例;鈴木広和:ハンガリー王国の事例;青谷秀紀:ネーデルラントの事例
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