2013 Fiscal Year Annual Research Report
近現代ロシアにおける公衆/公論概念の系譜と市民の「主体性(agency)」
Project/Area Number |
23320160
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松井 康浩 九州大学, 比較社会文化研究科(研究院), 教授 (70219377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 好古 日本大学, 文理学部, 教授 (70202182)
池田 嘉郎 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (80449420)
浅岡 善治 東北大学, 文学研究科, 准教授 (80347046)
中地 美枝 北海道大学, スラブ研究センター, 共同研究員 (90567067)
松戸 清裕 北海学園大学, 法学部, 教授 (10295884)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ロシア / 公衆 / 公論 / 主体性 / 西洋史 / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
本年度は、本プロジェクトの最終年度であり、これまでに積み重ねてきた共同研究を取りまとめるとともに、その成果を公表する作業を中心に行った。研究代表者、研究分担者、研究協力者はそれぞれ担当する時代とテーマに関して原稿を執筆する作業を進め、その成果発表を以下のような形で実施した。 (1)ロシア史研究会大会(平成25年10月13日、明治大学で開催)にパネル「ソヴィエト的公衆・公論・公共性―obshchestvennost'概念を手がかりに」を設置し、研究代表者の松井康浩が趣旨説明と司会、研究分担者の浅岡善治、中地美枝が研究報告、研究協力者の河本和子がコメンテイターを務めた。なお、もう一人のパネラーとして、本研究分野に関わる卓越したモノグラフを発表しているアレクセイ・ユルチャク氏(UCバークレー)を招聘し、研究報告をお願いした(本パネルの使用言語は英語)。 (2)科研プロジェクトによるカンファレンス「ソ連終焉をめぐる新たなパースペクティヴ―後期ソヴィエト社会再考」を日本大学で開催し(平成25年10月14日)、ユルチャク氏に基調報告をお願いするとともに、研究分担者の松戸清裕が Between State and Society: Soviet Obshchestvennost' in the era of "Building of Communism"と題して研究報告を行った。司会は研究協力者の巽由樹子が、コメンテイターは松井が務めた(使用言語は英語)。 以上二つの国際会議を通じて、本プロジェクトの成果を広く学会その他に向けて公開した。 本プロジェクトの最終目標は、研究成果を英文書籍として公刊することである。年度末までに作業を完了できなかったが、メンバーの多くが執筆論文を代表者に提出済みであり、まもなく全員の原稿が出そろう予定である。それと並行し、海外の出版社に出版の打診を開始する。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)