2013 Fiscal Year Annual Research Report
現代ヨーロッパの都市と住宅にかんする歴史的研究―田園都市からニュータウンへ―
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23320163
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
中野 隆生 学習院大学, 文学部, 教授 (90189001)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本内 直樹 中部大学, 人文学部, 准教授 (10454365)
北村 昌史 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (20242993)
松本 裕 大阪産業大学, デザイン工学部, 准教授 (20268246)
柳沢 のどか(永山のどか) 青山学院大学, 経済学部, 准教授 (20547517)
白川 耕一 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 研究員 (40444939)
椿 建也 中京大学, 経済学部, 教授 (50278248)
羽貝 正美 東京経済大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60208410)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 西欧近代史 / 都市史 / 住宅史 / 経済史 / 建築史 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年度には4度の研究会と国際シンポジウムを実施した。また、翌26年度へ繰越しをおこない、最終報告会を開くとともに、精力的に論集編纂を進めた。 第1回研究会では犬飼崇人報告「フランス第三共和政における都市衛生と子どもの健康―リヨン市の林間学校活動を中心として―」をめぐって論議し、国際シンポジウムでの日本側報告者5名の準備状況について検討した。国際シンポジウム準備会と位置づけた第2回研究会では、日本側書報告を再検討するとともに、海外招聘研究者の滞日スケジュール等にかんして確認した。また、論集編纂について話し合った。 国際シンポジウム「20世紀の都市と住宅―歴史的アプローチと未来への展望―」は、マーク・クラプソン(英)、ロイック・ヴァドロルジュ(仏)、ティルマン・ハーランダー(独)などによる8報告と5名のコメントで構成し、学際的な観点を組み込みつつ20世紀後半の都市・住宅を展望しようとつとめた。 第3回研究会では荒又美陽「フランス植民地都市計画と文化的アイデンティティ―パリとカサブランカを例に―」、宮田伊知郎「アメリカ都市史の『いま』を考える―ジョージア州アトランタにおける公共交通機関設置計画を題材に―」の2報告、第4回研究会では中野耕太郎「衝撃都市シカゴの20世紀―統合と隔離の学知―1880s-1920s―」、大場茂明「ドイツ住宅政策の軌跡―社会住宅制度の成立と変容を中心として―」の2報告、繰越による最終研究会では松原康介の報告「モロッコの歴史都市フェスの保全と近代化―保護領末期の郊外計画を中心に―」を得て議論を積み重ねた。とりわけ、現代アメリカ都市、欧米植民地都市を視野におさめることで本研究の新展開をはかる狙いからである。 平成27年度にはいって、これまでの研究成果を論集『20世紀の都市と住宅 ヨーロッパと日本』(山川出版社)として公刊した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)