2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23320196
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
鈴木 紀 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 准教授 (40282438)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸上 伸啓 国立民族学博物館, 研究戦略センター, 教授 (60214772)
鈴木 七美 国立民族学博物館, 先端人類科学研究部, 教授 (80298744)
関根 久雄 筑波大学, 人文社会科学研究科(系), 教授 (60283462)
白川 千尋 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (60319994)
陳 天璽 早稲田大学, 国際教養学術院, 准教授 (40370142)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 社会的包摂 / 実践人類学 / フェアトレード / イヌイット / 青年海外協力隊 / NGO / 無国籍者 / 支援 |
Research Abstract |
社会的包摂を目的とする支援活動(フェアトレード、国際協力NGO、国際協力ボランティア、先住民族支援、無国籍者支援)に関する研究をおこなった。 鈴木紀は、ベリーズのTCGA、コスタリカのCoopeagri、ガーナのKuapa Kokooなどのフェアトレード生産者組合を訪問し、フェアトレードが媒介する消費者と生産者の間の交流事業について調査した。またイギリス・フランス・ベルギー・オランダ・ドイツで、フェアトレード商品の販売戦略を調査した。 岸上は、カナダ国モントリオールにおいて収集した都市イヌイットの生活実態に関するデータを整理、分析した。また、調査結果の全体像を取りまとめ、先住民団体に提出するとともに、出版の準備を進めた。白川は、フィリピンで、コミュニティ開発の活動に取り組む青年海外協力隊員を訪問し、その活動や隊員とカウンターパート・活動対象者の相互関係などに関する聞き取り調査を実施した。関根は、ソロモン諸島において青年海外協力隊の支援活動に注目し、現地の地域性が隊員の感情の変化に及ぼす影響に関する聞き取り調査を、隊員、現地のJICA支所、隊員の配属先諸機関の関係者に対しておこなった。鈴木七美は、アメリカ合衆国のNPOテンサウザンド・ヴィレッジズに関し、宗教的価値観、扱っている商品、地域コミュニティとの関わりに注目して、現地調査を行った。陳は、ジュネーブで開催されたNGOと国連難民高等弁務官事務所のコンサルテーション会議に参加した。世界各地の無国籍者支援団体の支援活動について情報収集を行った。また日本で難民、無国籍の支援を行っている団体や学生とコラボレーションを行い、当事者などを招き「無国籍って?-難民と考える国籍のはなし」と題するワークショップを筑波大学(9月30日)及び関西学院大学(11月23日)に開催した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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