2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23330040
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
前田 幸男 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (30347257)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 正 愛知学院大学, 総合政策学部, 教授 (90308776)
濱本 真輔 北九州市立大学, 法学部, 講師 (20625850)
上神 貴佳 高知大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (30376628)
堤 英敬 香川大学, 法学部, 准教授 (20314908)
森 道哉 立命館大学, その他の研究科, 准教授 (40380141)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 政治学 / 政党研究 / 政党組織 / 民主党 / 政権交代 |
Research Abstract |
平成24年度については、研究報告を予定通り行った。具体的には、5月に筑波大学で行われた日本選挙学会・研究大会において代表者・前田が政党支持についてポスター報告を、分担者・濱本が内閣・党の人事について分科会報告を行った。また、10月の日本政治学会・研究大会においては研究チームとして申請した分科会が採択され、分担者の上神がマニフェストについて、森正と堤がそれぞれ地方組織について報告し、広く民主党政権をめぐる動向について議論した。また、12月には東京大学で公開研究会を開催し、研究プロジェクト全体の分析枠組みについて報告すると同時に論評・批判を頂いた。 データの収集は各分担者が着実に進めた。概要は以下の通りである。(1)政策過程について新聞等に基づいて基礎資料を収集すると同時に、民主党議員への聞き取りを行った。特に民主党政調会についての基礎的資料収集に努力した。(2)閣僚・党役員人事については、内閣改造等がある毎に、資料収集にあたった。(3)地方組織については、宮崎・香川・愛知・三重の県連に対する聞き取り調査を行った。(4)内閣支持率・政党支持率については、新聞社が行っている調査のみならず、テレビ局が行っている世論調査を含めてデータの収集を行った。 資料の収集および学会報告とも、着実に進捗していると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
学会報告および研究会の開催等は、概ね当初の研究計画書に記載したとおりに進んでいる。 データの収集については、当初の予定した作業量は達成しているが、民主党側の変化が著しいために、我々が望む速度でのデータ収集はできていない。しかしながら、その原因は、民主党の分裂という明らかに当初は想定できなかった事態によるものである。民主党分裂に関するデータ収集は平成25年度にも引き続き努力を継続する。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は5月の選挙学会・研究大会において2本の論文報告が決定している。このほか、解散・総選挙に至る政治過程や、総選挙における投票行動の分析などについても、可能な範囲内で学会・ワークショップ報告を行い、論評・批判を受けることを予定している。 平成25年度後半は基本的に研究成果の取りまとめに勢力を傾注すると同時に、残された課題について分析を継続する予定にしている。平成26年3月末に研究論文集の原稿をとりまとめることができるように作業を進める。
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Research Products
(10 results)