2012 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワーク分析手法による地域間比較可能な総合的社会指標構築の研究
Project/Area Number |
23330083
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
丸山 幸宏 長崎大学, 経済学部, 教授 (30229629)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福澤 勝彦 長崎大学, 経済学部, 教授 (00208935)
藤田 渉 長崎大学, 経済学部, 教授 (30264196)
山口 純哉 長崎大学, 経済学部, 准教授 (40325692)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 地域社会指標 / ネットワーク分析手法 |
Research Abstract |
本研究においては、近年急速にその理論的発展および応用分野の拡大が注目されている、数理科学的なネットワーク分析手法(ネットワーク包絡分析法:Network Data Envelopment Analysis)を用いて、地域福祉指標・社会指標の構築に全く新しい概念・手法を導入することを目的とする。 具体的には以下の点を行う。(1) 福祉指標・社会指標作成のための基礎データの洗い出し、(2) 地域の各主体(住民、産業、民間サービス(営利・非営利)事業、公共サービス事業、周辺環境等)をノード化したネットワーク構造のモデル化、(3) 実態調査をもとにするベンチマーク用参照モデルの探索およびキャリブレーション、(4) ネットワークDEA 分析による効率化比較実験、(5) 政策課題抽出手法の一般化、(6) 福祉指標・社会指標作成のための汎用ツール開発という一連のネットワークDEA を用いた「指標の総合化」に関する研究と、並行して行われる、現在も急速に発展を遂げつつあるネットワークDEA 分析手法の当該対象への適用についての「理論的・手法的開発」の研究、および「実態調査」に分かれるが、いずれも相互に関連を持つ。 平成24年度においては、基礎データの洗い出し、ネットワークモデルの構築実験を行った。またネットワークモデルのノードとなる主体、およびそれへのインプット、アウトプットを整理し、ネットワークDEAをはじめとする数理計画的分析手法について研究サーベイを行い、地域経済の連関しあう各DMU 間のストリームまで考慮したモデル化手法の開発準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度は、基礎データの洗い出し、ネットワークモデルの構築実験を行った。またネットワークモデルのノードとなる主体、およびそれへのインプット、アウトプットを整理し、ネットワークDEAをはじめとする数理計画的分析手法について研究サーベイを行い、地域経済の連関しあう各DMU 間のストリームまで考慮したモデル化手法の開発準備を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きネットワークDEAをはじめとする数理計画的分析手法について研究サーベイを行なった後、理論研究、およびモデル化手法の開発について研究成果の整理を行い、現実の地域の総合化指標の比較分析に適用可能なモデル化手法と、スクリプト化された計算手法を用意する。さらに抽出された地域に対する実態調査およびデータ収集を行う。データが整備された一部の地域に対しては、上記の分析手法を適用して、予備的な分析を行う。
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