2013 Fiscal Year Annual Research Report
企業統治構造・人的資源管理と生産性に関する実証研究
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23330101
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Research Institution | Research Institute of Economy, Trade and Industry |
Principal Investigator |
森川 正之 独立行政法人経済産業研究所, 副所長, 副所長 (70272284)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 経済政策 / 企業統治 / 人的資源管理 / 生産性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、企業統治構造・人的資源管理と生産性について、政府統計個票データを用いた分析、企業に対する独自のサーベイに基づく分析、政府統計個票データと企業サーベイをリンクさせたデータに基づく分析を引き続き行い、12本の論文、邦文書籍1冊、英文書籍の1章を執筆した。 このうち、本研究課題の成果を含む書籍として平成25年度に出版した『サービス産業の生産性分析:ミクロデータによる実証』(日本評論社)は、日経・経済図書文化賞(第57回)を受賞するなど、サービス産業をカバーした生産性に関する斬新な研究書として高い評価を受けている。また、無形資産投資における資金制約について分析した“Financial Constraints on Intangible Investments: Evidence from Japanese Firms”は、Springer社から出版した英文書籍の1章となっている。 ①政府統計ミクロデータを使用した論文(ディスカッション・ペーパー)は、「本社機能と生産性」、「サービス貿易と生産性」、「無形資産投資のファイナンス」、②企業サーベイに基づく論文は、「政策の不確実性と企業経営」、③企業サーベイと政府統計個票データをリンクさせた分析としては、「サービス産業のイノベーションと特許・営業秘密」、「女性・外国人取締役はどのような企業にいるのか?」であり、最近関心が高まっている企業のダイバーシティ、無形資産投資と生産性といったイシューについてミクロデータに基づく新たな知見を提供している。前年度以前の研究成果を含めて、これらを修正した上で英語版にした論文のいくつかは学術誌に投稿し、査読中となっている。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
以上のほか、邦文の論文(ディスカッション・ペーパー)数本があり、RIETIのウェブサイトに全文を掲載している。
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Research Products
(7 results)
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[Book] Intangibles, Marker Failure and Innovation Performance2015
Author(s)
Morikawa, Masayuki(共著: Ahmed Bounfour, Tsutomu Miyagawa, Leonard I. Nakamura, Vincent Delbecque, Andres Barreneche, Dirk Crass, George Licht, Bettina Peters, Miho Takizawa, Kazuma Edamura, Keun Lee, YoungGak Kim, Hosung Jung, Atsushi Kawakami, Shigeru Asaba, David J. Teece, Mark A. Dutz, Feng Gu, John Q. Li)
Total Pages
310 (pp.139-155.)
Publisher
Springer
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