2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23330106
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
藤田 誠一 神戸大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (40135778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松林 洋一 神戸大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (90239062)
北野 重人 神戸大学, 経済経営研究所, 准教授 (00362260)
猪口 真大 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (60387991)
五百旗頭 真吾 同志社大学, 商学部, 准教授 (30411060)
福本 幸男 大阪経済大学, 経済学部, 准教授 (60411386)
星河 武志 近畿大学, 経済学部, 准教授 (20467674)
柴本 昌彦 神戸大学, 経済経営研究所, 講師 (80457118)
山本 周吾 山口大学, 経済学部, 講師 (70593599)
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Project Period (FY) |
2011-11-18 – 2014-03-31
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Keywords | グローバル・インバランス / 国際資本フロー / リージョナル・インバランス / 貯蓄・投資バランス / 国際通貨システム |
Research Abstract |
24年度はBank Scopeというデータベースを購入し、欧米の銀行のミクロデータの利用方法について検討を行った。結果的に、グローバルベースでの国際資金フローを概観すると同時に、今年度は特にユーロ圏に的を絞って、リージョナル・インバランスと域内資金フローの関係を研究対象とした。 定期的な研究会の中で疑問として指摘された点につき、他大学の研究者をセミナーに小片史、意見交換を行った。今年度は藤井英次氏(関西学院大学)「Exchange Rate Misalignment Estimations: Sources of Difference」、竹森俊平氏(慶應義塾大学)「金融危機と資本逃避」、伊豆久氏(久留米大学)「ユーロシステムのバランスシートについて」の3名を招聘した。 今後の研究のまとめ方について24年に入ってから研究会で議論し、本科研テーマによるシンポジウムの開催と、研究成果の刊行という計画を作成した。まず、シンポジウムについては、日本金融学会秋季大会で国際金融パネル「国際資金フロート世界金融危機」を企画し、科研メンバーの他に、日本銀行、民間金融機関からの参加によるシンポジウムを開催することとした。また研究成果の刊行については、序章・終章と9章からなる『国際資金フロートグローバル金融危機』(第1部「世界金融危機とグローバル・インバランス」、第2部「ユーロ危機の発生とメカニズム」、第3部「グローバル・ガバナンスの構想」)にまとめ、年度末刊行に向けて執筆を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
定期的に研究会を持ち、各自の研究テーマに関する進捗状況を報告するとともに、学会、セミナーなどで各自研究成果を公表している。 本研究全体としての研究成果の公表に向けても議論を重ね、学会における国際金融パネルの企画と、研究成果の刊行を決定しており、研究グループとしての一貫性を意識した研究活動が行え割れており、本研究のさらなる発展的展開に向けても十分に議論が煮詰まっている。
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Strategy for Future Research Activity |
日本金融学会秋季大会(2013年9月21-22日)において、本研究メンバーの他日本銀行、民間金融機関の研究者による国際金融パネル「国際資金フローとグローバル金融危機」を開催し、研究成果を公表する。 研究成果を『国際資金フロートグローバル金融危機』(第1部「世界金融危機とグローバル・インバランス」、第2部「ユーロ危機の発生とメカニズム」、第3部「グローバル・ガバナンスの構想」)として刊行予定である。
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Research Products
(11 results)