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2012 Fiscal Year Annual Research Report

日米欧亜市場における合弁行動の国際比較研究

Research Project

Project/Area Number 23330129
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

石井 真一  大阪市立大学, 経営学研究科, 教授 (70315969)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉村 泰志  帝塚山大学, 経営学部, 准教授 (00352542)
Project Period (FY) 2011-04-01 – 2016-03-31
Keywords国際経営 / 国際合弁 / 海外子会社 / 国際研究者交流 欧州
Research Abstract

前年度に引き続き、日米欧亜市場の合弁データベースの構築と、多国籍企業の国際合弁行動にかんする操作仮説について検討をおこなった。
まず、これまでに収集している1987-2005年の日米欧市場の国際合弁データに、最新の国際合弁データ(2006-2011年)を加え、データベースの構築を進めた。
あわせて、本研究で新たに検討する日本企業とアジア企業の国際合弁の分析についても検討を進めた。とくにアジア企業にかんしては、これまでの研究発表等でTHH的な合弁行動があてはまると指摘された、中国と韓国の企業を中心にとりあげる予定であるが、それ以外の東南アジア地域等の国際合弁の分析についても、検討している。
日本企業とアジア企業との国際合弁の分析の進め方については、現時点では共同研究のメンバーや日本国内や海外の研究者、さらにはアジアに進出している企業の関係者からの助言も受けながら検討している段階である。
また、親会社属性間・市場間・合弁組織属性間の国際合弁行動にかんする比較分析を念頭におきつつ、事例分析や特定の産業・市場に焦点をあてたパイロットスタディも実施した。とくに、いくつかの事例・産業にかんしては、国際合弁の経営文脈である国際ビジネスの動向についての経時的な分析もおこない、その一部を公表した。さらに、これまでに検討した国際合弁に直接関わる理論だけではなく、その文脈を形成する国際ビジネスや企業のトップマネジメントといった、本研究とかかわる関連分野の理論研究についても実施し、その一部についても論文等で公表した。これらの分析・作業については、今後も継続して実施していく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

一部のデータについては今後収集を進めていく予定であるため、追加的な情報収集を継続しておこなっている。とくに、理論構築や特定市場の影響を受けるような分析データについては、パイロットスタディや事例研究等もおこないながら、慎重に理論や操作仮説の構築を進めることがまず重要である。
しかし、それ以外のデータ構築・分析および事例分析などは、ほぼ当初の予定どおり進んでいる。

Strategy for Future Research Activity

本研究では、比較的古い国際合弁事例についてもデータベースに含んでいるため、データの一部欠損はやむを得ない面がある。しかしながら、可能な限り情報収集をおこない、データベースの構築を進めていく予定である。
また、本研究から新たに分析を開始した、日本企業とアジア企業との国際合弁や、国際合弁の組織(とくにトップマネジメント)についての分析にかんしては、当面の間、事例分析や特定産業をあてたパイロットスタディ・産業動向分析についても継続して実施する。さらに、国際ビジネスやトップマネジメント・ガバナンス等の関連分野の理論研究についても、文献研究や国内外への学会への参加、研究メンバーや他の研究者、企業関係者との討議・面談等の機会を通じて実施していく予定である。これはとくに新たな変数や分析対象を導入する研究においては、研究初期の準備作業や試行錯誤が、その後の研究成果を大きく左右するためである。なお、これらの作業と同時に、本研究では従来から進めている市場別の国際合弁にかんするデータベースの構築についても進めていく。これによって、研究全体の進捗そのものにはほぼ影響はないものと考えられる。

  • Research Products

    (5 results)

All 2013 2012

All Journal Article (4 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 経営者交代研究の方法と対象の転換ー批判的実在論からのアプローチー2013

    • Author(s)
      吉村泰治
    • Journal Title

      帝塚山経済・経営論集

      Volume: 23 Pages: 25-43

  • [Journal Article] 日本自動車企業における製品開発の国際展開にかんする分析視角:アーキテクチャ論と国際経営論からの示唆2013

    • Author(s)
      石井真一
    • Journal Title

      経営研究

      Volume: 63(4) Pages: 45-62

  • [Journal Article] 製品開発研究の展開2012

    • Author(s)
      石井真一
    • Journal Title

      経営研究

      Volume: 63 (3) Pages: 1-17

  • [Journal Article] 日本自動車企業の国際事業展開にかんする経時的分析―1960年代から2000年代における輸出と海外生産を中心にー2012

    • Author(s)
      石井真一
    • Journal Title

      経営研究

      Volume: 63 (2) Pages: 175-191

  • [Presentation] 日本企業の国際ビジネス展開と合弁行動2013

    • Author(s)
      石井真一
    • Organizer
      台中科技大学大学院日台研究ワークショップ
    • Place of Presentation
      台中科技大学大学院(台湾)
    • Year and Date
      20130312-20130312

URL: 

Published: 2014-07-24  

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