2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23330145
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Research Institution | University of Marketing and Distribution Sciences |
Principal Investigator |
清水 信年 流通科学大学, 商学部, 教授 (70330529)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 英彦 法政大学, 経営学部, 教授 (10411208)
岸谷 和広 関西大学, 商学部, 准教授 (40330170)
水越 康介 首都大学東京, 社会(科)学研究科, 准教授 (60404951)
栗木 契 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (90294397)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | マーケティング / 消費者行動 / 流通システム |
Research Abstract |
本研究の目的は、現在注目を集めている電子書籍ビジネスの今後について、歴史的な経験を踏まえた示唆を産業界に提示すること、および電子書籍が登場したことによる企業のマーケティング活動・消費者行動の変化を踏まえて、既存理論の見直しと精緻化を図るこ とである。近年世界的に急速な市場の広がりを見せ始めている電子書籍について、日本はハード・ソフト両面で他国に先んじた歴史を持つ。しかし、このイノベーション普及の萌芽期あるいは生成期における多様な経験は、現在の電子書籍市場における日本企業の競争 優位性に結びついていないように思われる。本研究では、電子書籍をめぐるこれまでの日本の企業・団体のマーケティング活動、および消費者行動について、その萌芽期を中心とした歴史プロセスを記述する。 研究3年目となる本年度は、初年度・2年目に続き資料収集と独自調査を継続したことに加えて、電子書籍の動向に関する研究会(2013年7月25日・東京)を開催した。また、研究メンバーが個別に、関連研究に関する学会報告(2013年4月20日・大阪、8月30日・東京、10月26日・東京、2014年2月23日・米国フロリダ、など)も行なった。それらの活動に関連したメンバーによる研究打ち合わせも、数回にわたって実施した。 以上のような活動を通じて、初年度からの研究蓄積のとりまとめと、最終年度に向けての課題設定や役割分担などの情報共有・擦りあわせを行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
各メンバーにおける資料収集・独自調査や研究会開催を行なうことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究最終年度を迎え、平成26年度はこれまでの研究活動の総括、ならびにそこから得られた新たな問題意識に関する発展的な研究作業を行なう。 具体的には、まずこれまで収集した日本の電子書籍産業の歴史プロセスを記述した、史料的価値を持つ研究論文の執筆ならびに学会などでの発表を行なう。また、これまでの研究活動を行なうなかで生じてきた新たな問題意識として、たとえば、日本市場における萌芽期電子書籍産業と比べて比較的短い期間のうちに市場が発展した米国企業による電子書籍ビジネスとの比較、といった今後の研究発展もふまえた新たなテーマでの研究成果も導出することを目指す。
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Research Products
(21 results)