2013 Fiscal Year Annual Research Report
グローバルジャーナリズムの報道傾向分析と国際オーディエンス調査
Project/Area Number |
23330164
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Research Institution | Jumonji University |
Principal Investigator |
鈴木 弘貴 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 教授 (40337639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 直美 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 助手 (90633834)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | グローバルジャーナリズム / グローバルオーディエンス / CNN International / BBC World News / Al Jazeera English / EuroNews / Channel News Asia / NHK World |
Research Abstract |
録画資料の内容分析対象映像を抽出し、現在小林とともに分析中で、今年度中に成果として研究発表をする予定である。また、一昨年度から継続的に行っていたオーディエンス研究分析の成果をとりまとめ、日本マス・コミュニケーション学会・2013年度秋季研究発表会・日時:2013年10月26日/会場:上智大学において発表した。 調査結果から得られた知見は、以下の通り。 1.「グローバルオーディエンス」は、男性がやや多く、20代から40代が8割以上を占め、7割が大卒以上の学歴を持つ。2.調査対象6局の中で、もっともよく見られている放送およびWSは、CNNIとBBCWNで、両者へのアクセス頻度は拮抗しており、3番目がENであった。CNNIとBBCWNに匹敵するグローバルな取材・放送体制を持つAJEは、例えば放送においては、CNNIとBBCWNの半分程度のアクセス頻度しかない。3.「グローバルオーディエンス」は、ニュースとなった事象によって、選択的にこれらグローバルなニュースソースを使い分けている。たとえば、「アラブの春」ではAJEが、「イギリス王子結婚式」ではBBCWNが、「アメリカ大統領選挙共和党候補者指名競争」ではCNNIが、「EUによるギリシャ債務問題救済策合意」ではENが、それぞれ他の事象に比してアクセス数を伸ばしていた。4.「グローバルオーディエンス」の中でも、特に国際情報の必要度が高いグループは、1つの事象に対し、複数の局にアクセスする傾向があることが分かった。5.「グローバルオーディエンス」は、調査対象となった7つのニュース事象に関し、「情報入手のための最重要メディア」が「国内メディア」であったと答える者は全事象とも3割未満であり、5割以上が、これら6局のいずれかを最重要ソースとみなしていた。6.グローバルジャーナリズムをニュースソースとして選択する最大の理由は、「速報性」である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)