2014 Fiscal Year Annual Research Report
日本及びアジア・太平洋地域における環境リスクと環境的公正の比較環境社会学的研究
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23330168
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
寺田 良一 明治大学, 文学部, 教授 (00163923)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舩橋 晴俊 法政大学, 社会学部, 教授 (20111445) [Withdrawn]
堀田 恭子 立正大学, 文学部, 准教授 (20325674)
原口 弥生 茨城大学, 人文学部, 教授 (20375356)
堀畑 まなみ 桜美林大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (40348488)
藤川 賢 明治学院大学, 社会学部, 教授 (80308072)
湯浅 陽一 関東学院大学, 文学部, 教授 (80382571)
宇田 和子 福岡工業大学, 公私立大学の部局等, 助教 (90733551)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 環境社会学 / 環境リスク / 環境的公正 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、4年にわたる本研究の総括を行った。 (1) 環境リスク認知に関する質問紙調査のより綿密な統計的解析と総括 24年度の後半に実施した環境リスク認知に関する質問紙調査のデータについて、すでに25年度には、一通りの集計結果を提示し、中間報告書を刊行したが、26年度はさらにそれらを、(a)環境リスクの類型別の認知と階層帰属意識、所得階層、学歴、性別等属性ごとのクロス集計などによる環境リスク認知の規定要因の分析、(b)環境リスク(類型)、科学的言説、社会、企業、行政への信頼感・不信感、リスク配分の公正・不公正の認識などの因子分析などのより高度な解析を進め、年間7回実施した研究会で順次各担当者からの報告を行った。 (2) 事例研究の総括と追加調査の実施 これまでの事例研究を総括し、水俣病、食品公害(カネミ油症)、原発事故避難者らの追加調査を含み、被害者や被災者の「現在進行形」の環境リスクの問題認識や回避行動、政策要求などにおける、社会公正規範と問題フレームとの関連性などについて議論を深めた。 (3) 結果の取りまとめと世界環境年表の刊行、報告論文集ら向けた総括 この研究の成果として26年7月に刊行した英語版の世界環境年表についての世界社会学会議での報告を行い、環境リスクと社会的構成に関する論文集刊行に向けての研究の総括を行った。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)