2011 Fiscal Year Annual Research Report
大規模超高強度レーザー生成電子・陽電子プラズマの科学
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23340177
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高部 英明 大阪大学, レーザーエネルギー学研究センター, 教授 (20150352)
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Keywords | プラズマ科学 / 電磁量子力学 / レーザープラズマ |
Research Abstract |
「大規模超高強度レーザー生成電子・陽電子プラズマの科学」の平成23年度の実績は 1.真空崩壊をシミュレーションする2次元のQED-Plasmaコードの開発 2.阪大激光XII号LFEXレーザーを用いた米国リバモア研のHui Chen博士達との共同実験。 3.実験の解析 4.NIF-ARC実験への準備 である。(1)については粒子コードに制動放射とBethr-Heitler過程をMonte-Carlo法で導入し、シミュレーションが出来るようになった。レーザーの伝搬もプログラムに入れ、レーザー照射から高エネルギー電子生成、陽電子の発生までをシミュレーション出来るようになった。 (2)については、3月に米国の3名と一緒に実験を行った。現在、シミュレーションの完成を待って、(3)の解析に移行しようとしている。(4)についても議論した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請段階では特任研究員のベテランと共同でコード開発をしようとしたが、本科研費採択年度に広島大学へ移籍した。そこで、急遽、新人を確保したが、その間の半年間にスタートの遅れがあった。その反面、阪大で共同実験が出来るという、当初、予期しなかった実験も行うことが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
上記の(1)~(4)を続けて行く。今年度は(3)の実験解析が出来るコードを前半で完成させ、過去の沢山の実験解析を行い、論文化する。
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Research Products
(2 results)