2011 Fiscal Year Annual Research Report
変分解析を軸とした同期・引き込み最適化アルゴリズムの開拓と現実的問題への応用
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23360047
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
田中 久陽 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (20334584)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳田 功 立命館大学, 理工学部・マイクロ機械システム工学科, 准教授 (00261389)
福田 弘和 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 助教 (90405358)
千葉 逸人 九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 助教 (70571793)
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Keywords | 発振器(振動子) / 注入同期 / 変分解析 / CMOS発振回路 / 概日リズム制御 / genetic algorithm |
Research Abstract |
本研究の目的は,実用上重要な発振器(振動子)とその集団に対し、最適同期・引き込み制御の理論と設計アルゴリズムを系統的に開拓し構築することである。以下の内容が当該年度に実施された。 (i)単一の振動子に対し、変分解析をベースに同期・引き込み最適化アルゴリズムを系統的、網羅的に切り拓くこと。基礎理論として、環境雑音が無視出来る場合と、出来ない場合において、新規な枠組みが得られつつあり、また新規なgenetic algorithmの構築も並行して進んでいる。その結果、画期的な成果が得られ、特許出願、一流誌での出版を計画している。 (ii)さらに、すでに現時点までに得られている理論的成果ならびに予備的な実験結果を段階的に発展し(1)ベースバンド通信等で重要となる注入同期回路の引き込み能力最適化設計ならびに、(2)医療品等の生産に重要となる遺伝子組み換え(GM)植物の概日リズムの最適(高効率)引き込み制御において理論と実際の首尾一貫した体系を構築することを推進している。 以上を実施するために,当該年度には、モデリングとシミュレーションの作業を集中して行う目的で高性能の計算機を購入した。また分担研究、連携研究者との共同により、今後の研究の方向性を検討するためのワークショップの開催を行なった。また,当該分野の第一人者として著名なJuergen Kurths氏をこのワークショップに招聘し、今後の協力体制を整備した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の計画に先だち、十分な下準備が行なわれており、またワークショップの開催等により共同研究作業を活性化してきたことが良好な進捗に貢献していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の推進方策として、理論的側面での進捗が著しい現状を踏まえ、応用に特化するフェーズを若干後ろにずらして研究計画のタイムスケジュールの見直しを行なう。
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Mathematical Models and Numerical Schemes for the Simulation of Human Phonation2011
Author(s)
Fariborz Alipour, Christoph Bruecker, Douglas D.Cook, Andreas Goemel, Manfred Kaltenbacher, Willy Mattheus, Luc Mongeau, Eric Nauman Ruediger Schwarze, Isao Tokuda, Stefan Zoerner
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Journal Title
Current Bioinformatics
Volume: Vol.6, No.3
Pages: 323-343
Peer Reviewed
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