2011 Fiscal Year Annual Research Report
マルチキャリア無線信号の光ファイバ一括無ひずみ伝送の研究
Project/Area Number |
23360169
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
山尾 泰 電気通信大学, 先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター, 教授 (10436735)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 基晴 電気通信大学, 先端領域教育研究センター, 准教授 (40456281)
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Keywords | 信号処理 / 光ファイバ無線 |
Research Abstract |
新代移動通信システムの展開に必須である光ファイバ無線前進基地局技術として、E_0/0-E変換での非線形の影響を受けない包絡線パルス幅変調(EPWM)送信法に基づく光無線信号伝送方式の実現を目指し、平成23年度は提案法の基本動作確認を行った。 (1)提案したEPWM光無線伝送方式のプログラム上での実現 ・E-O変換器としてMZ調器を用いた場合の非線形性を、実デバイスの入出力特性の測定結果から求め、これを数式でモデル化した。 ・EPWM送信機の構成要素をシミュレーションプログラムで実現し、E-O変換非線形モデルを含めた光伝送系と組合せてシミュレーションを行い、基本動作を確認した。 (2)提案方式と従来方式の非線形に対する影響の基本解析 ・OFDM信号を入力信号とした場合の非線形光伝送路での出力信号のパワースペクトルをシミュレーションにより求め、非線形の影響を把握した。 ・EPWM送信機での量子化雑音の帯域内電力と、帯域外電力を算出し、ACLRを求めて評価指標とした。 (3)伝送実験系(STEP1)の構築(研究分担者) ・伝逼実験系のSTEP1を構築し、提案したEPWM光無線伝送方式の基本動作を確認した。またE-O変換器としてMZ調器と、直接変調レーザダイオードの2種類のデバイスの試験ができるように準備した。 (4)研究成果の発表 国際会議3件、国内学会4件などに方式提案発表と性能評価の発表を行い、成果を積極的にアピールした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成23年度は提案法の基本動作確認を行うことが目標であり、以下の全てを実施できている。 (1)提案したEPWM光無線伝送方式のプログラム上での実現 (2)提案方式と従来方式の非線形に対する影響の基本解析 (3)伝送実験系(STEP1)の構築、(4)研究成果の発表
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Strategy for Future Research Activity |
研究は当初計画どおり進展しており、次年度以降も当初計画に沿って実行可能と考えられる。
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Research Products
(12 results)