2014 Fiscal Year Annual Research Report
新たな香りセンサを用いた電子調香師の構築と香り制御による快適空間の創生
Project/Area Number |
23360175
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
大松 繁 大阪工業大学, 工学部, 教授 (30035662)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原嶋 勝美 大阪工業大学, 工学部, 教授 (20238174)
矢野 満明 大阪工業大学, 工学部, 教授 (40200563)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 匂い計測 / 匂い識別 / 匂いデータベース / 匂い基本要素 / 匂い分解 / 匂い合成 / 匂い制御 / 快適匂い空間 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は匂いの計測とその識別の知的高度化を図り、匂いの基本成分を独立成分分析を用いて抽出し、匂いの合成と分解および匂い通信システムについて考察するとともに、匂い制御系を新たに構築し、快適匂い空間を創生することが研究目的であった。この中で、初年度と2年度は新たな匂い計測システムの構築および種々の匂いに対するデータベースを構築し、匂い識別の高度自動化を図った。3年目には匂い識別として1つの匂い成分の識別では、混合した匂い識別に直接利用できないことから、実環境に存在している様々な匂いを構成している混合臭から匂いの独立な要素を抽出するために、独立成分分析による匂いの独立成分を抽出することを試みた。最終年度には、これらの独立成分の中に含まれている匂い成分で類似した匂い成分をクラスタ分類し、匂いの基本要素を抽出した。最終年度では、匂いの基本要素で匂いを表現し、匂いを基本要素の線形結合で示す匂い分解を行った。さらに、人間にとって望ましい匂い、とくに、癒し系の匂いを同じように分解表現し、基本要素ベクトルを求め、基本ベクトルの成分と実際の匂い成分の基本要素ベクトル成分を比較し、それらの係数ができるだけ近くなるような匂い制御システムを構築した。これによって、当初計画した匂い計測から匂い識別、匂い基本要素の抽出および匂い制御による快適空間の創生に至る一連の研究を終了できた。ただし、匂い制御に関しては、簡単なフィードバック制御系を構築したため、まだ匂い空間創生には不十分であり、より高度な制御による高度制御システム構築が必要である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(19 results)