2012 Fiscal Year Annual Research Report
空間従属性を考慮した新たな面補間法の開発とその実用化
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23360219
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
堤 盛人 筑波大学, システム情報系, 准教授 (70292886)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
貞広 幸雄 東京大学, 工学系研究院, 教授 (10240722)
塚井 誠人 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70304409)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 面補間 / 空間的自己相関 / 空間計量経済学 / 空間統計学 |
Research Abstract |
1.昨年度に続き、本研究が採用する回帰法に関する最新の研究を中心に、改めて既存研究を精査し、相互の理論的な関係を明確化しながら体系的に整理した。また、特に国内外のデータ環境の下で、実際に面補間が必要となる場面と、そこで提案手法が前提とする回帰法の適用に際して現実的に利用可能なデータ等に関する情報を整理した。 2.空間計量経済学を用いた面補間法の改良と実証比較分析 昨年度までに開発済みである、空間計量経済学における Spatial Lag Model (SLM) / Spatial Auto-Regressive Model (SAR) を用いた面補間法について、さらなる改良を施すとともに、昨年度整備したデータを用いて、開発した手法によって、どの程度面補間の精度が向上するのかを実証的に考察した。 3.空間統計学を用いた面補間法の改良と実証比較分析 昨年度開発した、空間統計学におけるKrigingを用いた新たな面補間法についてさらなる改良を施すとともに、昨年度整備したデータを用いて、開発した手法によって、どの程度面補間の精度が向上するのかを実証的に考察した。 4.面補間法の実証比較分析のためのデータ整備の継続 提案手法の有用性を様々なケースについて実証的に確認するために、昨年度に続き、実際の面補間を必要とする場面に近い状況を想定したデータの入手と加工を継続した。 5.開発した手法の実用化のためのプログラム開発とその公開用ホームページの開設準備 本研究成果を国内外に発信し、実際に開発した方法を広く一般に利用してもらうために、日本語・英語の両方で、面補間に全般に関するプラットフォームをWeb上に開設する準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新たな面補間の手法の開発も予定どおり目処が立っており、その一部は、既に査読付き論文として公表済みであるなど、予想以上に進展しているところもあるなど、全体として順調に研究が進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
開発した手法の適用事例を整理し、それぞれの特徴についての考察を進めながら、研究成果の公開を進める。
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Research Products
(4 results)