2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23360234
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
田中 宏明 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70344017)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 典秀 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (00391615)
ヴィマール クマール 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 研究員 (00605230)
井原 賢 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 研究員 (70450202)
山下 尚之 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (90391614)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ナノ粒子 / フラーレン / 医薬品類 / エストロゲン / 生理活性物質 生理活性物質 / 下水処理 / 活性汚泥 / 汚泥消化 |
Research Abstract |
日常生活から排出される化学物質の中で、インフルエンザなど集団感染対策や老齢化に伴い使用量が増加している医薬品などの生理活性物質やQOLの向上や地球環境対応への必要性から使用量が急増しているナノ粒子のような新興汚染物質は、使用されたあと下水道を経て環境に排出されている。本研究の目的は、ホルモンや医薬品類、ナノ粒子を含む新興汚染物質に焦点を当て、活性汚泥法による阻止・除去機構を把握するための現地調査、室内や屋外実験の実施を行う。今後開発され、使用される新興汚染物質による環境汚染の未然防止に資するため、新興汚染物質の下水処理過程での動態予測モデルを作成し、環境影響評価と対策を検討する。 今年度はフラーレンのナノ粒子の分析手法を確立し、純水や下水に存在する形態サイズについての把握を行った。また回分式活性汚泥の除去性、様々な活性汚泥への吸着性などを把握した。また活性汚泥処理での医薬品類の除去特性を物質収支から把握するとともに、消化過程での除去や汚泥への分配特性を実態調査をもとに把握した。さらに生理活性物質の時間変動を下水処理場で把握した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
フラーレンナノ粒子の測定法が確立し、下水処理実験が行えるようになり、活性汚泥での動態解析が行えるようになったこと、医薬品類についても消化過程を含めて実態把握ができるようなったため。
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Strategy for Future Research Activity |
計画に従って、室内実験、実態調査、分析等を行い、適宜、査読論文、国際・国内発表を行うとともに、一般国民へも講演会などを通じて得られた成果を分かりやすく伝えていく。
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Research Products
(18 results)