2013 Fiscal Year Annual Research Report
都市プランナーの職能・専門性の変容と再構築に関する国際比較研究
Project/Area Number |
23360261
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
有田 智一 筑波大学, システム情報系, 教授 (90344861)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大村 謙二郎 筑波大学, 名誉教授 (20134455)
小浦 久子 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30243174)
小林 正美 明治大学, 理工学部, 教授 (70247146)
日置 雅晴 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80554055)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 都市計画 / 制度 / 職能 / 都市プランナー |
Research Abstract |
本研究は、都市プランナーの職能・専門性の変容と再構築に関する日・英・米・独・仏の国際比較研究を実施することにより、特に1)職能・専門性の育成・評価システムの近年の変容、2)職能・専門性に対する社会ニーズの変容を明らかにし、3)欧米における都市プランナーの職能・専門性の再構築の方向性の分析を踏まえて、今後の日本における都市プランナーの新たな職能・専門性を支える社会システムのあり方とその確立方策の検討を行うことを目的とした。 平成25年度については、主に米国の職能団体(American Planning Association)及び資格組織(American Institute of Certified Planners)の代表者に対してインタビュー、University of Illinois, Urbana-Champaignなどのプランニングスクールの運用実態について教員及び学生に対するインタビュー、及びPhiladelphia市などの行政担当者へのインタビュー、その他民間プランナーの専門性評価システムについてのインタビュー等を実施し、職能・専門性の育成・評価システムの実態などについて調査を実施した。日本については、都市計画分野固有の職能形成が十分に行われにくい様々な歴史的要因について、様々なコンサルタントに対するインタビューを実施した。 米国のプランナーは専門家としての資格制度、倫理規定、研修システムなどが確立している。更に、分野横断的かつ理論と実践の密接な連携が必要等の分野固有の特性について、大学教育現場で自覚されているとともに、職能団体でもプランナーに必要な資質のあり方について絶えず議論が行われていることが明らかとなった。日本では、各種の学会や専門家組織団体が存在しているものの、所属組織を超えた専門家共通の規範・価値を共有する仕組みが十分に確立していない。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)