2012 Fiscal Year Annual Research Report
磁気化フェライトバルーンポリマー複合凝集沈殿処剤による革新的水処理プロセス
Project/Area Number |
23360337
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
小林 高臣 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (90225516)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 磁場応答 / 水処理 / ポリマー / 凝集剤 / 複合化 |
Research Abstract |
本研究の目的は、これまでにないフェライトバルーンタイプの有機-無機ハイブリッド凝集沈殿処理剤を提案し、これを利用し水環境浄化の革新的技術開発を展開している。特に磁気吸着性を有するバルーン状のフェライトを核とし、それに生体ポリマーをグラフトした複合体を環境浄化用凝集剤として活用する事を提案し、磁性特性を利用し、磁石による回収を視野に入れた次世代の環境浄化システム開発を実施してきた。さらに、本研究では、キトサンやアルギン酸などのバイオ高分子とナノサイズの酸化鉄を複合化した凝集沈殿処理剤を調製し、これを利用した新規高度化水処理システムの開発を目指している。また水処理用の分離膜内にナノサイズ酸化鉄を複合化した分離膜を作製し、磁気を活用した磁石による新規機能性発現を期待して、現在、研究検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
フェライトバルーン系に加えて、ナノサイズの酸化鉄を複合化した凝集沈殿剤を開発し,その磁気特性等を検討しており、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
新規にナノサイズの酸化鉄微粉末を用いても磁石応答性を持たせた凝集吸着剤も新規に検討し、高度化水処理システムの開発をめざしており、最終年度はこの研究開発をメインに検討する予定である。
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Research Products
(2 results)