2013 Fiscal Year Annual Research Report
磁気化フェライトバルーンポリマー複合凝集沈殿処剤による革新的水処理プロセス
Project/Area Number |
23360337
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
小林 高臣 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (90225516)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 水処理 / 凝集剤 / ファライトバルーン / 複合化 / 磁気分離 / 色素除去 / 除去率 / アルギン酸 |
Research Abstract |
本研究ではこれまでにないフェライトバルーンと有機ポリマーとのハイブリッド凝集沈澱剤を開発しこれを用いた新たな水処理技術を確立した。特に、色素溶液を凝集沈澱処理する際に、凝集沈澱したスラッグを磁石により集め、これまでのような濾過によるプロセスを省く事ができるプロセスの開発を可能とできた。 特にフェライトバルーンのサイズを変化させた場合と、フェライトバルーンの代わりにナノサイズ酸化鉄を用い、これらをインプリントポリマー、ゼオライト、キトサンやアルギン酸ナトリウム等と複合化した凝集剤は効率よく色素溶液を凝集珍ですることを確認できた。これらのバイオポリマーと無機粒子とのハイブリッド化が、凝集沈澱作用に大きく影響するため、組成、無機粉の処理状況等変えて、検討を行った。またプルシアンブルー系色素はセシウムを効率よく色素内に取り込む事が知られているが、均一溶液であり分離できない事から、応用としてセシウムと結合化したプルシアンブルーをフェライトバルーン系凝集沈澱剤で沈降させたところ、98%以上の除去率を発現できる事が明らかとなった。このように、今後の新規応用展開が可能となる事が明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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