2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23360358
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
片田 直伸 鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00243379)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥村 和 鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30294341)
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Project Period (FY) |
2011-11-18 – 2014-03-31
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Keywords | ゼオライト / 固体酸触媒 / 重質油分解 / 脱アルキル化 / 部分水素化触媒 / シリカモノレイヤー |
Research Abstract |
アルミナ担持シリカモノレイヤー固体酸触媒とMoO3/Al2O3(水素化脱水素能を持つ助触媒として働いていると推測される)を混合し,高圧水素中573 K程度のマイルドな反応条件でC16, C18アルキルナフタレンの脱アルキル化が進行し,このときアルキル基の部分分解や生成したC16, C18アルカンの過分解をほとんど伴うことなく,転化率80%でアルキル基からの選択率85%程度でC16, C18アルカンが,さらにナフタレン(一部テトラリン)が生成することが明らかとなった.この選択率はアモルファスシリカアルミナより高く,1373Kで焼成後にも同等の性能が観察された.実用性の高い重質油有効利用プロセスの構築に資すると考えられる. DFT計算においては昨年度よりもモデルの現実性を高めた周期境界条件での計算によってH, NH4, Na, C3H9を対カチオンとするMOR, MWW, BEA, MFI, FAU全ての酸点モデルのエネルギー計算を行った.点が増えたので測定値とは外れる点も増え,ここは再検討の余地があるが,モデル間では整合性のある結果が得られ,構造因子bが結晶構造に由来する圧縮力を代表するパラメータであること,bとAlO距離およびAlO距離とアンモニア脱離エネルギーに相関があることが明らかとなった.おおむね,SiOHAlが横から押されると酸強度が強くなる原則が確認された.上記のシリカモノレイヤーの酸点も高密度なSiO種がアルミナ上に配列しているので,その性能を合理的に説明できる.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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