2014 Fiscal Year Annual Research Report
ニホンザルの社会構造の個体群間差異:その遺伝的背景を探る
Project/Area Number |
23370099
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中川 尚史 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70212082)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川本 芳 京都大学, 霊長類研究所, 准教授 (00177750)
半谷 吾郎 京都大学, 霊長類研究所, 准教授 (40444492)
中道 正之 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (60183886)
村山 美穂 京都大学, 野生動物研究センター, 教授 (60293552)
山田 一憲 大阪大学, 人間科学研究科, 講師 (80506999)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | ニホンザル / 社会構造 / 個体群間変異 / 遺伝子 / 環境 / 個体変異 / 乳母行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
専制型であると予測している野生個体群の対象群のひとつ金華山A群にて、研究協力者が平成26年4月から5月にかけてinfant handling(以下、IH)行動のデータを収集した。アカンボウが受けるIHをpositive IH(抱擁、毛づくろい、運搬)とnuetral IH(手、鼻、口による接触)に分け、平成25年度に解析済であった寛容型野生群屋久島Umi群の結果と比較したところ、金華山において非常に高い頻度でIHを行う個体が含まれていたため有意差は得られなかった。しかしこの金華山のデータは、比較対象である屋久島Umi群4個体と順位や年齢などの属性が類似した4個体のみを抽出したものであったので、今後ほかのオトナメスに広げて再度比較していく予定である。 性格関連遺伝子については、前年度の解析により、モノアミンオキシターゼA遺伝子(MAOA)とアンドロゲン受容体遺伝子(AR)と異なりオキシトシン受容体遺伝子においては、寛容型個体群(淡路島、屋久島)と専制型個体群(幸島、勝山、嵐山、金華山)の間にアリル頻度に違いが認められなかったが、オキシトシン受容体遺伝子は養育行動とも関連すると言われている。上述のとおり金華山においてIH行動の頻度に大きな個体差が認められたことを受けて、オキシトシン受容体遺伝子の遺伝子型の個体差との関連を調べたところ、サンプル数は少ないものの関連が認められそうであった。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|