2013 Fiscal Year Annual Research Report
糸状菌プロテインキナーゼCの包括的機能解析とその機能を利用した有用糸状菌の創製
Project/Area Number |
23380048
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
堀内 裕之 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00209280)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 微生物 / バイオテクノロジー / 糸状菌 / PKC / 細胞壁 |
Outline of Annual Research Achievements |
糸状菌におけるprotein kinase C(PKC)の機能を明らかにするため、糸状菌Aspergillus nidulansを用いてPKCをコードする遺伝子pkcAの機能解析を行った。前年に引き続きpkcAの下流で発現が制御されている細胞壁関連遺伝子群の発現誘導、発現抑制機構について解析を行い、その中に既知の転写因子を介して発現が制御されているものと、介さずに制御されているものが存在することを示した。また、pkcAの失活条件下ではCaのシグナル伝達系が活性化していることを示し、その活性化の機構について解析を行った。その結果、この活性化は細胞壁の完全性の維持においてPkcAの下流で働いていることが知られているmitogen activated protein (MAP) kinaseであるMpkAを介していること、細胞膜へのストレスが原因となっていることを示唆する結果を得た。これらの結果をまとめたものについては現在論文投稿中である。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(4 results)