2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23380053
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Research Institution | Fukuyama University |
Principal Investigator |
藤田 泰太郎 福山大学, 生命工学部, 教授 (40115506)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
広岡 和丈 福山大学, 生命工学部, 准教授 (20389068)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 応用微生物 / 緊縮応答 / 発現制御 / ゲノム / 枯草菌 / 胞子形成 / 緊縮転写制御 / プリン合成 |
Research Abstract |
前年度までの研究で胞子形成の開始に必須なkinAとkinBは正の緊縮転写制御を受け、この正の緊縮転写制御の作動が胞子形成の開始の前提条件となっていることを明らかにしていた。その研究のLacZ融合実験においてkinAとkinB遺伝子のコアプロモーター領域を用いたため胞子形成開始時の本来の発現が追跡することができず、さらに広いプロモーター領域をlacZに融合させ解析した。その結果、kinBのプロモーターの-35領域上流に負の制御部位を見出した。 分岐鎖アミノ酸合成オペロン(ilv-leu)もまた正の緊縮転写制御を受ける。このオペロンのカタボライト活性化の機構の解明研究を行った。生体外でilv-leuの転写系を構築して検証したところ、CcpAとP-Ser-HPrのみの添加で転写の活性化が見られた。このことによりilv-leuの異化物活性化はCcpAとP-Ser-HPrの複合体のcreへの結合による転写活性化であると結論づけた。 yuxG-yulBCDEオペロンはラムノース異化に関わり、カタボライト抑制を受ける。オペロン内にコードされるYulBはDeoRファミリーに属する転写因子であり、オペロン上流の2つの不完全なダイレクトリピートを含む領域に結合する。この結合様式を明らかにするためにYulBタンパク質を精製したところ、二量体を形成することが明らかになった。ラムノース代謝中間体のラムヌロース-1-リン酸が誘導物質として作用していると思われ、YulBのDNA結合に対する効果の検証に用いるラムヌロース-1-リン酸を調製することを目的に、YulEおよびYulCタンパク質を精製した。精製YulEとYulCの酵素活性を測定したところ、YulEはラムノースを異性化し、YulCは生じたラムヌロースを選択的にリン酸化した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Book] Microbial Production; From Genome Design to Cell Engineering2014
Author(s)
Katsutoshi Ara, K. Manabe, S. Liu, Y. Kageyama, T. Ozawa, M. Tohata, K. Endo, K. Sawada, N. Shibata, A. Kawahara, K. Saito, H. Kodama, Y. Kimura, K. Ozaki, Y. Takema, H. Kakeshita, K. Nakamura, K. Yamane, T. Kodama, J. Sekiguchi, T. Morimoto, R. Kadoya, S. Kanaya, Y. Fujita, F. Kawamura, N. Ogasawara
Total Pages
129ページ(分担執筆:3-15ページ)
Publisher
Springer Japan, Tokyo
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