2013 Fiscal Year Annual Research Report
インフルエンザワクチン製造不適卵の非破壊検出装置の開発
Project/Area Number |
23380148
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
中野 和弘 新潟大学, 自然科学系, 教授 (70188994)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 隆之 鹿児島純心女子大学, 看護栄養学部, 教授 (30155783)
大橋 慎太郎 新潟大学, 自然科学系, 助教 (70452076)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | インフルエンザワクチン / 有精卵 / 非破壊検査 / LED / 透過光 |
Research Abstract |
1.データ安定性向上と検出装置の能力測定: データのばらつきや異常値の取得を解決するため、電子回路上のノイズ除去やLED光の照射命令と受光データの取得命令の統合といったソフトウェア制御装置の改良を行った。発育鶏卵の測定だけでなくコンベヤの性能評価も行った。制御盤に備えられているインバータの設定によりコンベヤ速度を変化させることが可能であるが、処理鶏卵数はコンベヤ速度よりも搬送ピッチ(トレイ間の距離)により影響されることがわかった。本検出装置は搬送ピッチを10cmに設定した場合、約23000個/時の鶏卵測定が可能となった。 2.LED光源による判別: 作成用データの判別率、評価用データの判別率、サンプル毎の判別得点を検討した結果、作成用データ、評価用データ共にトレイ内のほとんどの測定箇所で判別率90%以上と安定した成績であった。 3.疑陽性区分の検証: 正常卵を100%判別可能とする閾値によって中死卵を判別した際の判別率を検討した。正常卵を100%判別可能とする閾値によって、半数以上の測定箇所で70%以上の中死卵が判別可能となった。この判別方法により、正常卵を中死卵とする誤判別を防ぎながら中死卵を除外することが可能である。このことは、ワクチン工場での集荷工程において、正常卵の廃棄による生産コスト増加の防止という点において有効である。また、測定箇所毎に算出した疑陽性区分の割合を検討した。疑陽性区分に関しては、半数以上の測定箇所で疑陽性区分の割合を50%以下に抑えられていることから、良好な結果となった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)