2013 Fiscal Year Annual Research Report
癌転移におけるコンドロイチン硫酸の役割に関する分子メカニズムの解明
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23390016
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
菅原 一幸 北海道大学, 先端生命科学研究科(研究院), 学術研究員 (60154449)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 癌 / 転移 / RAGE / コンドロイチン硫酸 / プロテオグリカン / ヘパラン硫酸 / グリコサミノグリカン / オリゴ糖 |
Research Abstract |
以前、コンドロイチン硫酸鎖中の特定の硫酸化配列 Eユニット(GlcA-GalNAc(4S,6S))が、マウスLewis肺癌細胞の肺への転移に深く関与していることを見出していた。そこで、本研究では、コンドロイチン硫酸による癌の転移の分子メカニズムにおける役割を解明し、創薬の可能性を追求した。その結果、昨年度は肺に特異的に発現しているReceptor for Advanced Glycation End-products (RAGE)を同定した(Journal of Biological Chemistry, 2012)。今年度は、RAGEと結合する糖鎖構造を網羅的に明らかにするため、まずRAGEと結合するコンドロイチン硫酸のオリゴ糖画分を非酵素処理で大量調製した。具体的には、高温・高圧の亜臨海水を用いて、イカ軟骨由来のコンドロイチン硫酸を処理し、低分子化した。その生成物をゲルろ過クロマトグラフィーでサイズ分画し、各種のオリゴ糖を調製した。さらにヘパリンについても同様に低分子化した。それらのサイズ依存性オリゴ糖を用いて酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)により、RAGEとコンドロイチン硫酸の結合に必要な鎖長が少なくとも10糖が必要であることを見出した。さらに、RAGEが認識する糖鎖配列解析をハイスループットにするため、コンドロイチン硫酸のオリゴ糖鎖を基盤に固相化したマイクロアレイを開発した。 国際誌に総説1報を発表し、国際学会での発表を6回行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)