2013 Fiscal Year Annual Research Report
臨床疫学的手法を用いた慢性腎臓病の診療内容の定量的評価
Project/Area Number |
23390130
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
福原 俊一 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30238505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴垣 有吾 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (70361491)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 診療の質 / 慢性腎臓病 / 電子診療情報の利活用 |
Research Abstract |
RAND/UCLA適切性メソッド(The RAND/UCLA Appropriateness Method User's Manual. RAND Corporation, 2001)に従い、慢性腎臓病の診療の質を定量化するための診療の質指標(Quality Indicator)を作成した。腎臓専門医、糖尿病専門医、プライマリケア医など10名からなるエキスパートパネル委員会により各項目の適切性が評価され、最終的に11項目の質指標が選択された。質指標は非腎臓専門医が行う一般的な診療プロセスに重点を置いて作成され、慢性腎臓病の診断、RAS阻害薬の使用、RAS阻害薬による有害事象のスクリーニング、LDLコレステロール目標値の達成、造影CT検査施行時の輸液、NSAIDS常用の回避、栄養指導施行、慢性腎臓病スクリーニング検査、血糖管理、ビグアナイド使用回避、尿検査施行などの11項目からなる。さらに、本研究では、電子診療情報から質指標を半自動的に測定可能なシステムを構築した。本研究で作成した質指標は、カルテレビューを必要とせず、レセプト・検査など既存の電子診療情報を用いて測定可能である。京都大学で開発済みの診療情報プラットフォームを用いて、対象者を選択し、必要なデータのみを自動抽出した。抽出されたデータを解析可能なデータベースに変換するアドオンを開発し、質指標の算出を容易にした。モデル研究として診療情報プラットフォームを導入済みのモデル施設(地域中核病院と診療所)にて、質指標の測定を実証し、慢性腎臓病の診療の質のばらつきを確認した。 今後、本システムによる質指標のフィードバックが診療の質の向上に寄与するかどうかを検証していく必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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