2013 Fiscal Year Annual Research Report
新しいバイオマーカーを用いた癌の診断、治療法の構築
Project/Area Number |
23390148
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
岡部 英俊 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70079713)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茶野 徳宏 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (40346028)
礒野 高敬 滋賀医科大学, 実験実習支援センター, 准教授 (20176259)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 臨床病理 / 分子標的治療 / バイオマーカー / siRNA / 癌 |
Research Abstract |
RB1CC1については、乳癌の場合と同様に、唾液腺癌症例においても解析を行った。RB1CC1の発現を評価し、同時にp53やRBの発現評価と併用することで、有効な予後指標バイオマーカーとなることを実証できた。本内容については論文報告を行った。 頭頸部癌症例において、WRN, QL1 DNA helicaseが高発現であり、WRN-, QL1-siRNAにより、in vitro, in vivoともに腫瘍細胞に特異的・効果的な細胞死をもたらすことが可能であることを実証した。本内容については論文報告を行うと共に、特許出願を行った。また、研究内容は2011年6-7月に新聞各紙で報道された。 また、頭頸部癌ではp62/SQSTM1が高発現になると、Nrf2よりもより優位にGSH誘導が惹起され、酸化ストレス細胞死抵抗性となる。このことが癌細胞に放射線療法抵抗性を誘発し、臨床的予後を悪化(再発、転移)させていることを明らかにできた。本内容については論文として報告を行い、2013年8-9月に新聞各紙でも報道された。 精巣腫瘍については、DNMT3L-siRNA in vivoマウス治療実験を行ったが有意な治療効果を認めなかった。一方で、SOX2-siRNA in vivoマウス治療実験では有意な腫瘍成長阻害効果を認め、将来的な治療標的として有望であることを証明できた。本内容についても論文報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)