2013 Fiscal Year Annual Research Report
介護予防ハイリスク者に対する包括的介護予防プログラムの開発と検証
Project/Area Number |
23390175
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
安村 誠司 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50220158)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 幸子 文京学院大学, 人間学部, 准教授 (10550840)
平井 寛 岩手大学, 工学部, 准教授 (20387749)
藤田 幸司 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40463806)
藺牟田 洋美 首都大学東京, その他の研究科, 准教授 (60250916)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 高齢者保健 / 介護予防 / 閉じこもり |
Research Abstract |
初年度、および一昨年度の大規模調査において開発した地域の閉じこもり高齢者に対し実施した介入プログラムについて、地域高齢者に対し実施した。加えて、本介入プログラムの長期的効果を検討するため、最終年度は、フォローアップ評価を実施した。フォローアップ評価の結果、秋田県にかほ市で実施した訪問型ロコモ体操プログラムでは、一昨年度の介入終了者16人のうち、1人は骨折により入院、1人は転出のためフォローアップ評価が得られたのは14人であった。結果は、1人の閉じこもり解消が認められ、1人のステージ移行が確認された。十分な閉じこもり解消には至らなかったものの、外出の自己効力感については、プログラム終了後6か月を経過しても改善が維持されており、十分な行動変容が認められた。同様に、開眼片足立ちや、運動器の機能向上についても改善が維持されていたこと、有意な関連はなかったが、5人のうつ傾向者がすべてうつ改善を維持していたことから、心身両側面への効果が確認されたといえる。一方、創作活動プログラムでは、10名の訪問対象者に対する評価を実施した。その結果、外出頻度や外出行動ステージにおいて有意な改善は認められなかったが、外出の自己効力感、WHO-5において有意な改善が認められた。半年後のフォローアップ時においても同様の改善維持が認められ、本プログラムの長期的な効果が確認された。秋田県八峰町の交流サロンプログラムでは、計6回の交流サロン参加者83人であった。介入プログラム実施1年後には、交流サロン参加群の75.0%、不参加群の60.7%が非閉じこもりと回答しており、交流サロンに参加しているほうが、閉じこもりの解消割合が高い結果となった。以上、閉じこもりの解消にまでは至らなかったものの、いずれのプログラムにおいても心身における改善傾向が認められた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)