2013 Fiscal Year Annual Research Report
腹部内臓脂肪と生活習慣病に関する米国在住日系人との比較研究:追跡調査
Project/Area Number |
23390177
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
林 朝茂 大阪市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10381980)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 恭子 大阪市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00381989)
圓藤 吟史 大阪市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20160393)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 内臓脂肪 / 生活習慣病 / 前向きコホート研究 / 国際情報交換 / アメリカ |
Research Abstract |
日本サイドの研究:我々は、平成17年度より、CT撮影による腹部内臓脂肪と生活習慣病の関係を包括的に検討することを目的とした前向きコホート研究(The Ohtori Study)を立ち上げた。平成17年度~19年度にかけては主に男性を対象として(約1000名)、平成20年度~22年度にかけて主に女性を対象として(約650名)の参加を得た。今回の研究の主目的は、平成17年度~19年度にかけて登録した参加者に対する追跡調査の実施である。今回の追跡調査にて、登録以来、少なくとも1度以上の追跡調査が実施できたのは、85.2%であった。縦断的解析結果から、腹部内臓脂肪は、追跡時の空腹時血糖値、HbA1c値、収縮期血圧値、拡張期血圧値、中性脂肪値、HDLコレステロール値の危険因子であることが明らかになった。この関係は、脂肪肝ならびに、腹部皮下脂肪と独立の関係であった。インスリン抵抗性に関しては、腹部内臓脂肪、脂肪肝、大腿部の骨格筋の脂肪沈着のどれもが、将来のインスリン抵抗性に関与することが明らかになった。今回の縦断研究から得られたCT撮影による腹部内臓脂肪と上記の各生活習慣病との関係は、米国日系人糖尿病研究から報告されてきた結果とほぼ一致する結果であった。 米国日系人糖尿病研究:第13回Symposium of the International Diabetes Epidemiology Group にて、“Using category-free net reclassification improvement and integrated discrimination improvement to assess which insulin sensitivity index best predicts type 2 diabetes”を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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