2013 Fiscal Year Annual Research Report
心筋へのリプログラミングを誘導するエピジェネティック因子、マイクロRNAの同定
Project/Area Number |
23390216
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
家田 真樹 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (70296557)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 心臓 / 循環器内科 / 再生 |
Research Abstract |
1. 心筋細胞特異的に発現するマイクロRNAの同定 マイクロRNAによる心筋リプログラミング制御機構を解明するため、まず心筋細胞に特異的に発現するマイクロRNAを同定した。方法としては自ら開発した心筋細胞と心臓線維芽細胞のFACSによる高純度な細胞選別法を用いて(Ieda M, Dev Cell, 2009)、心筋特異的マイクロRNAの発現をマイクロアレイで解析する。これまでの実験の結果、既知のmiR-1,miR-133に加えて10の新規心筋特異的マイクロRNAを見出した。アレイの結果とiCM細胞におけるマイクロRNA の誘導をqRT-PCRで確認できた。 2. 心筋直接リプログラミングを促進するマイクロRNAの同定 新規のものも含めた 複数の心筋特異的マイクロRNAの中から心筋リプログラミングを促進するマイクロRNAを同定する。スクリーニング方法としてはa-MHC GFPマウスの心臓線維芽細胞にGata4/Mef2c/Tbx5の3因子を導入する際に、同時にマイクロRNA機能を増強するマイクロRNA mimic (miR)を導入して心筋誘導効果をαMHC-GFP、cardiac troponin T (cTnT)の心筋マーカーでFACSにより定量的に解析する。これまでの予備実験でmiRの遺伝子導入効率が90%以上であること、心筋リプログラミングを促進する心筋特異的マイクロRNA (miR-X)を同定することに成功した。今後スクリーニングを続け、他に心筋誘導を改善するマイクロRNAがないか検討する。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)
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[Journal Article] Induction of human cardiomyocyte-like cells from fibroblasts by defined factors.2013
Author(s)
Wada R, Muraoka N, Inagawa K, Yamakawa H, Miyamoto K, Sadahiro T, Umei T, Kaneda R, Suzuki T, Kamiya K, Tohyama S, Yuasa S, Kokaji K, Aeba R, Yozu R, Yamagishi H, Kitamura T, Fukuda K, Ieda M.
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Journal Title
Proc Natl Acad Sci U S A
Volume: 110
Pages: 12667-72.
DOI
Peer Reviewed
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