2014 Fiscal Year Annual Research Report
オートファジー調節による尿細管脱分化と尿中再生マーカーを使う急性腎障害の再生医学
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23390227
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
寺田 典生 高知大学, 教育研究部医療学系, 教授 (30251531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀野 太郎 高知大学, 教育研究部医療学系, 講師 (90448382)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 腎臓 / 尿細管 / 再生医学 / 急性腎障害 / 虚血 / 慢性腎臓病 / オートファジー / アポトーシス |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、腎臓におけるオートファジーやミトコンドリアのオートファジーであるマイトファジー(Mitophagy)について急性腎障害での役割について検討した。 オートファジーを誘導し、ミトコンドリアの保護作用のある安全な薬剤があれば、急性腎障害の新規の薬剤となる可能性がある。今回ALA(5-aminolevurinic acid)の腎保護作用とそのメカニズムについて今回検討を加えた。ラットを用いたシスプラチン腎障害モデルでALAと鉄を経口投与すると、Cr,BUNの上昇が顕著に軽減され、AKI防止効果を有することを見いだした。組織学的検討でも尿細管の障害は著明にALA投与により抑制され、定量的に測定した尿細管障害スコアでも優位にALAは尿細管障害を軽減した。またTUNEL染色でアポトーシスを検出すると、シスプラチン腎障害モデルではTUNEL陽性細胞が増加したが、ALA投与はTUNEL陽性細胞数を減少させた。またcaspase3の活性化もALAは抑制した。シスプラチン腎障害モデルでは、ミトコンドリア関連酵素のATP5a, COX-IV, PGC-1a, ならびに UCP2の発現は低下したが、ALAはこの低下を回復した。また急性腎障害時に発現亢進するHeat shock protein beta-1 (HSPB1, あるいはHSP27)がLC-3の発現亢進を起こし尿細管細胞のオートファジーを引き起こし、酸化ストレスによるアポトーシスを抑制することを報告した。 上記内容を学会発表し、下記の論文で発表をした。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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