2013 Fiscal Year Annual Research Report
細胞増殖因子と抗炎症製剤併用による肺病変修復促進と治療法開発
Project/Area Number |
23390376
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
須加原 一博 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20171126)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大城 匡勝 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (00315483)
照屋 孝二 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50437985)
野口 信弘 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (80457671)
和泉 俊輔 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (90649401)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 急性肺傷害 / 創傷治癒 / 肺胞上皮細胞 / 細胞増殖因子 / EGFR / サイトカイン / NF-kB / EMT |
Research Abstract |
1. 培養肺胞II型上皮細胞気管内投与による投与細胞の動態― これまでの研究成果からKGF投与後2~3日目に最大の増殖能を示し 、イオン輸送能もそれと相関した。 2.Ethyl pyruvate (EP)による肺炎症抑制機序の解明―培養細胞を用いてEPのNF-kBに対する抑制効果を検索した。細胞をTNF-αで刺 激すると、NF-kBが活性化されるが、この作用がEPで濃度依存性に抑制された。この作用は、NF-kBのsubunitsのRelAやp50の核内移行 を抑制し、DNA結合能を抑制することによることが示唆された。EPはNF-kBシグナル経路の活性化を引き起こす炎症や傷害を抑制するこ とが示唆された。 3.肺傷害が進行すると、肺線維化が起こり重篤な呼吸不全に陥る。肺の線維化を如何に防ぐかが重要である。サイトカインのTGF-β 1は肺線維芽細胞増殖を起こし、線維化を促進させる。細菌の鞭毛抽出物flagellinにepidermal-mesenchymal transition(EMT)促進作 用があり、肺胞上皮細胞の線維化を起こす作用が示唆され、細菌性肺炎の線維化の一つの機序が示唆された。 4.炎症に関与するサイトカインTNF-αは、p38MAP kinase系を活性化し上皮成長因子受容体(EGFR)のSer1047のリン酸化を引き起こ す。レジオネラは鞭毛を有しその構成蛋白のFlagellinはToll-like receptor-5 (TLR5)を刺激する、肺胞上皮細胞のp38MAP kinaseが 活性化されること、EMTが促進されることが示され、FlagellinによりSer1047がリン酸化されることが示された。今後、炎症における このリン酸化の病態生理学的意義を検索する。5. FlagellinとTGF-b1刺激による遺伝子発現の変化をマイクロアレイ法で検索し、flagellinによりfibronectinが増加し、E-cadherinが減少した。従ってflagellinによるEMT様変化はこれらにより誘導されること、そして線維化が促進されることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Long-term treatment with San'o-shashin-to, Kampo medicine, markedly ameliorates cardiac ischemia-reperfusion injury in ovarietomized rats via the Redox-dependent mechanism.2013
Author(s)
M Sakanashi, T Matsuzaki, K Noguchi, J Nakasone, M Sakanashi, T Uchida, M Kina-Tanaka, H Kubota K Arakaki, A Tanimoto, N Yanagihara, M Sakanashi, Y Ohya, H Masuzaki, S Ishiuchi, K Sugahara M Tsutsui
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Journal Title
Circulation Journal
Volume: 77
Pages: 1827~1837
DOI
Peer Reviewed
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