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2013 Fiscal Year Annual Research Report

生体活性金属イオンの長期徐放を可能にする分解制御型合金デバイスの開発

Research Project

Project/Area Number 23390451
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

清水 良央  東北大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (30302152)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 玲子  独立行政法人物質・材料研究機構, ナノスケール材料部門(国際ナノアーキテクス研究拠点-MANA), グループリーダー (20343882)
向井 敏司  神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40254429)
熊本 裕行  東北大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (70215028)
今井 啓道  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80323012)
Project Period (FY) 2011-04-01 – 2014-03-31
Keywords生体材料 / 歯学 / 再生医学
Research Abstract

本年度は、円柱状インプラント型のマグネシウム合金をラット脛骨に移植したモデルに関して、研磨標本を作製し、組織学的な各種携帯計測により、分解挙動、骨形成に関する評価を行った。用いたインプラントは、純マグネシウムに加え、カルシウム、亜鉛を含む2元型、3元型の合金を使用した。観察期間は、最長で32週経過までで、過剰麻酔にて屠殺後、樹脂包埋して研磨標本を作製した。合金の分解量は、組成によって異なるが、ある元素を高濃度に含有させると8週までに消失した。一方で、組成の微量な違いは、分解挙動に大きな影響を示さなかった。腐食生成物量は基本的には分解挙動に一致するが、合金によっては腐食生成物を経過とともに多く生成するものもみられた。腐食生成物は、時間経過とともに減少傾向は示したが、分解の早い合金でも32週まで残留していた。新生骨はいずれの合金にも認められた。特にインプラント周囲に接触する形で観察されたことから、骨との親和性の高い合金であることが確認された。分解量との関連付けを必要とするが、骨への置換とみることができると思われた。一方、分解の早い合金では廃用性萎縮と思われる骨量の減少も認められた。新生骨は基本的にはマグネシウム合金をほぼ全周性に取り囲む形で形成されたが、組織学的には腐食生成物の介在がみられ、腐食生成物が重要な役割を果たしていると思われた。また問題となるガス発生については、これまでの報告にもあるように分解挙動と一致して発生、吸収挙動を示した。しかしガス発生による極端な骨形成阻害はみられなかったが、ガス等の接触による既存骨の吸収像が確認され、ガス発生の制御による骨形成、骨吸収への悪影響がないことの確認の必要性を示唆した。

Current Status of Research Progress
Reason

25年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2013

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 生体分解性マグネシウム合金を利用した骨内インプラントの 生体内分解挙動と骨反応2013

    • Author(s)
      今川千絵子、澁谷暢人、今井啓道、舘 正弘、清水良央
    • Organizer
      第22回日本形成外科学会基礎学術集会
    • Place of Presentation
      新潟
    • Year and Date
      20131107-20131108
  • [Presentation] 骨片固定用マグネシウム合金の生体各所における分解挙動2013

    • Author(s)
      佐藤 工、清水良央、熊本裕行、高橋 哲
    • Organizer
      第58日本口腔外科学会総会・学術大会
    • Place of Presentation
      福岡
    • Year and Date
      20131011-20131013

URL: 

Published: 2015-05-28  

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