2013 Fiscal Year Annual Research Report
分子間クロストークを応用したFGF―2の歯周組織再生効果の増強と適応拡大への挑戦
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23390452
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
北村 正博 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (10243247)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹立 匡秀 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (60452447)
村上 伸也 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (70239490)
山下 元三 大阪大学, 歯学部附属病院, 助教 (90524984)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | FGF-2 / 歯周組織 / 再生療法 |
Research Abstract |
1、前年度までに検討したビーグル犬の人工的歯周組織裂開状欠損モデルに加え、ビーグル犬の歯周組織開窓状欠損モデルにおいてFGF-2の歯周組織再生能を検討した。その結果、現在までに治癒異常は観察されないことを確認し、今後裂開状欠損モデルと同様にマイクロCTと組織学的検索によりFGF-2の歯周組織再生効果を検討する予定である。 2、ビーグル犬の2壁性歯周組織欠損モデルを作製し、脂肪組織由来間葉系幹細胞(ADSC)とFGF-2併用時の歯周組織再生効果の検討を行った。その結果、ADSC含有フィブリンゲルとFGF-2含有HPC投与した試験部位とADSC含有フィブリンゲルのみを投与した対照部位ともに治癒異常は観察されなかった。そして、ADSCとFGF-2併用した試験部位はADSCのみを投与した対照部位に比べ有意に多い歯槽骨再生がマイクロCT解析により観察された。 3、ビーグル犬ADSCの多分化能について検討を行うために、硬組織形成細胞、脂肪細胞、軟骨細胞それぞれへの分化誘導を行った。その結果、ADSCはRunx2、Col1a、BSP、PLAP-1、Leptin、SOX9などのmRNA発現を示し石灰化ノジュールや脂肪滴を形成したことから、ADSCが骨芽細胞、歯根膜細胞、脂肪細胞、軟骨細胞など多系統の細胞種への分化能を有することが明らかとなった。 4、FGF-2および血管内皮細胞増殖因子(VEGF)の共刺激がマウス血管内皮細胞(b.End5)の形態変化に及ぼす影響について3次元培養下で検討を行った。その結果、それぞれの単独刺激では形態に著変は認められない濃度のFGF-2とVEGFの共刺激条件下において、内皮細胞の著明な管腔様形態変化が誘導されることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Periodontal tissue regeneration by transplantation of adipose tissue-derived multi-lineage progenitor cells2014
Author(s)
M Ozasa, K Sawada, T Iwayama, S Yamamoto, C Morimoto, H Okura, A Matsuyama, H Komoda, CM Lee, Y Sawa, M Kitamura, T Hashikawa, M Takedachi S Murakami
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Journal Title
Inflammation and Regeneration
Volume: 34
Pages: 109-116
Peer Reviewed
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