2013 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト歯髄幹細胞を用いた社会医学的普遍性のある革新的臓器再生医学の創生
Project/Area Number |
23390485
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
八重垣 健 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (40166468)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中原 貴 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (10366768)
石川 博 日本歯科大学, 生命歯学部, 客員教授 (30089784)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 膵臓 / 再生医療 / 歯髄幹細胞 / 移植 |
Research Abstract |
CD117陽性ヒト乳歯幹細胞を2%FBS を含むDMEM に20 ng/ml HGFと10 ng/ml FGFを加え5日間培養し、次にαMEM に20 ng/ml HGF、20 ng/ml EGF、10 ng/ml FGF、1%ETFを加え7日間培養した。その後、20 ng/ml HGF、10mM Nicotinamid、1%ETFを加えた 培地Mで 7日培養し膵臓様分画を得た。分化レベルはインスリン、グルカゴンなどのマーカーで判定した。次に膵臓様細胞のヌードラットへの移植を行った、5匹の免疫抑制ラットのspleenにに注射器で移植した。対照にはPBSを注入した。血糖、インスリン分泌を監視しながら4週間後、脾臓を切除し病理学的検討を行いβ細胞として機能していたとの根拠を得た。対照の10匹は、全くの無反応であった。膵臓マーカーの免疫組織学的精査を行ったところ、Anti-human insulin、anti-human glucagon、anti-human somatostatin, anti-human pancreatic polypeptide (R&D Systems)で陽性細胞が一定以上みられたものの、定着率が低かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
免疫組織学的精査を行ったところ、anti-human insulin、anti-human glucagon、anti-human somatostatin, anti-human pancreatic polypeptide (R&D Systems)で陽性細胞が一定以上みられたものの、定着率が低かった。これが遅れの理由である。現在、移植前の分化方法の再検討を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
CD117陽性ヒト乳歯幹細胞を2%FBS を含むDMEM に20 ng/ml HGFと10 ng/ml FGFを加え5日間培養し、次にαMEM に20 ng/ml HGF、20 ng/ml EGF、10 ng/ml FGF、1%ETFを加え7日間培養した。その後、20 ng/ml HGF、10mM Nicotinamide、1%ETFを加えた培地で7日培養し膵臓様分画を得た。しかし移植では良い結果が見られなかったため、新たな分化方法を検討する。
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