2012 Fiscal Year Annual Research Report
看護実践知の集積から共有・共創する持続的看護ソーシャルeラーニングモデルの構築
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23390494
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
真嶋 由貴恵 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70285360)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前川 泰子 大阪府立大学, 現代システム科学域, 准教授 (60353033)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 看護実践知 / 知の集積 / ソーシャルネットワーク / eラーニング / 学習コミュニティ |
Research Abstract |
本研究では,看護実践知(看護技術・看護過程事例など)を集積・共有し,セレンディピティ(ひらめき)の創出と新たな「知」を創造することのできる“新しい”学習コミュニティシステムを開発し,医療に関わる多様なステークホルダ(看護師・医師・コメディカル・患者・家族)の参画の下で,その看護実践知が持続的に精錬・発展するフラットで開かれた学習コミュニティの成長モデル(看護ソーシャルeラーニングモデル)を構築することを目的とする. 本年度は,協力病院で複数の看護技術映像を作成し,学習コミュニティシステムに搭載したうえで,異なるステークフォルダー参画のもと,運用評価を実施した.利用者の属性により学習コミュニティシステム内のコミュニケーションおよび学習の成立状況を分析して,システムの利便性,有用性,学習効果(転移)などについて評価を行った. その結果に基づき,作成した看護技術映像を改善するためのプロセスを回し,ブラッシュアップした教材作成を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は,協力病院で複数の看護技術映像を作成し,学習コミュニティシステムに搭載したうえで,異なるステークフォルダー参画のもと,運用評価を実施した.利用者の属性により学習コミュニティシステム内のコミュニケーションおよび学習の成立状況を分析して,システムの利便性,有用性,学習効果(転移)などについて評価を行った. その結果に基づき,作成した看護技術映像を改善するためのプロセスを回し,ブラッシュアップした教材作成を行い,次年度の本格運用に向けて準備を整えた.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,看護実践知(看護技術・看護過程事例など)を集積・共有し,セレンディピティ(ひらめき)の創出と新たな「知」を創造することのできる“新しい”学習コミュニティシステムを開発するために,再度,多様なステークホルダの参画の元,24年度と同様にコミュニティシステムの評価を行い,看護実践知が持続的に成長するような学習コミュニティ(看護ソーシャルeラーニングモデル)システムを構築する予定である.
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Research Products
(34 results)