2011 Fiscal Year Annual Research Report
リウマチ看護師の専門性の可視化・構造化と戦略的早期看護介入の確立
Project/Area Number |
23390504
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
神崎 初美 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 教授 (80295774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神原 咲子 近代姫路大学, 看護学部, 准教授 (90438268)
泉 キヨ子 帝京科学大学, 医療科学部看護学設置準備室, 教授 (20115207)
金 外淑 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (90331371)
三浦 靖史 神戸大学, 大学院・保健学研究科, 准教授 (60346244)
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Keywords | リウマチ看護 / 病状管理プログラム / 痛み / 専門看護師 |
Research Abstract |
以下の2点について実施した。 1)リウマチ(以下、RAと示す)ナースネットワークの構築 学会や研究会で出会うナース達でRAナースネットワークを形成し、第5回日本慢性看護学会(6月26日)にて「RA看護の専門性と戦略的看講介入の確立について」をテーマとして交流集会を開催した。会場にはRA看護に関心のある多くの参加者に参集いただき、その場でもネットワークメンバーを募ることができた。 その後、12月には第26回日本臨床リウマチ学会で24人のナース達とネットワーク会議を開催し、今後の方向性と本研究の主旨について説明し今後協力いただくことに賛同を得た。2月26日には、全国各地域からコアになる22人のRAナースを集めセミナーを開催した。プログラム1:各分担研究者によるショートレクチャー、プログラム2:先に実施し分析しておいた「RA看護の専門性」に関して5領域に分け、分担研究者と共にグループ討議をした。討議内容は、議事録として収集し、分析対象とした。 2)RAケアに関して「専門性の高いケア」と「患者が望むRA看護の専門性」関する内容の抽出 セミナー実施前に、「専門性の高いケア」と「患者が望むRA看護の専門性」に関するアンケート記述調査を実施した。調査期間を平成23年12月13日~平成24年1月19日とし、メールまたは郵送でセミナー参加予定の22人にアンケートを配信し全員から返信を得た。記述内容を分析し、セミナー時に提示し討議材料とした。セミナー討議時の議事録内容も分析に加え、RA看護の専門性に関して31項目を抽出した。この内容に関して、現在、デルファイ法にて分析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ナースネットワークの構築は順調で、全国各地のRAナースを参集することができている。また、「RA看護の専門性」に関して31項目まで抽出することができ、その重要性、緊急性をデルファイ法により分析中である。分析途中でも次年度はプログラムの作成にはいる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
「RA看護の専門性」に関して具体化し、プログラムを作成予定である。 「患者が望むRA看護の専門性」に関して、ナース側には聴取したが、患者側に関してはリウマチ白書(リウマチ患者の会による調査)結果の引用や次年度以降のインタビューにより明らかにする予定である。
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Research Products
(46 results)